2006/08/11

広告批評


毎月読む雑誌の中で、もう8年ぐらい読み続けているのがこれ「広告批評」。取り上げる特集のネタによって、面白さがかなりかたよりますが、今の時代の空気感みたいなモノを捉え続けている、数少ない読ませる雑誌だと思います。今月の特集は「LOVE&PEACE −平和を広告する−」と銘打ち、世界の平和を訴える広告を紹介しています。後半にベネトンの「FABRICA」に所属する若きクリエーターがLOVE&PEACEと日本をテーマに作った作品が出ているのですが、これがなかなか良かったです。ベネトンはトスカニーニさんがやめて以来、いまいちパワー不足に感じていましたが、ここにいる方々は相変わらずのパワーとセンスで素晴らしいと思います。雑誌の全体の内容自体はここのところパワー不足に感じますが、たまに変わる雑誌の装丁を、今はグルーヴィジョンズが担当しておりとても読みやすいです。マドラ出版。590円。

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