2007/08/19

600回



この回でyass-blogも600回です。
blog用に借りているサーバが、またいっぱいとなりましたので、これをもってyass-blogはいったん一区切りです。
yass-blog2にしてからは、毎日書くという事は、忙しいのもあって出来ませんでした。自分の好きな事だけを書くというスタンスだけは崩さず、よくもまあこれだけ似たような事を何度も書いてますね...自分の事ながらあきれかえります。
もちろん、まだまだご紹介したいことはありますが、この頃は多少無理して書いていたのもあってか、写真のクオリティの低下やネタのマンネリ化などが目立っておりました。いまの形態は、これが限界なのでしょう。しかし、コレだけは言えますが、読んでくれる方々がいたからこそ書き続けられました。本当に感謝します。
...ということで、yass-blogは少しブランクをおきまして、再考したいと思います。また、今までとは違うテイストで、blogは復活させるつもりであります。HAL9000の観察も続けたいとは思っておりますので、何らかの形で近々皆様に提示出来ればと考えております。
今まで読んでくれていた皆様、本当にありがとうございました。新しいyass-blogが始まったおりには、またよろしくお願いします。

2007/08/18

ハリーポッターと不死鳥の騎士団



“ハリーポッターと不死鳥の騎士団”を見てきました。
もともとこういったファンタジー映画がとくに好きなわけではないので自分一人だと絶対に見ないのですが、うちの奥様に焚き付けられ、いつの間にか回を重ねて見続け、もう第5作目です。
個人的には、今のところハリーポッターは第3作目がいちばん完成度が高いと思っています。とにかくストーリーがよく練られていて面白かった。第4作目も、なかなかいろいろと見所満載でこれも面白かった。それらと比べるのはなんですが、今回はちょっと作品全体的に物足りなさを感じました。それは主演3人の絡みが少なかったからでしょうか。スリーリーがだんだんと重くなってきたからか、全体にくらい印象です。あとポッターくんの恋の行方も中途半端でいただけません。しかし映画を見る上でのもうひとつの注目どころは、主演のダニエル・ラドクリフくんとルパート・グリントくん、そしてエマ・ワトソンさんの実際の成長ぶりです。とくにラドクリフくんは、前作は衝撃のすね毛公開でしたが、今回は悪夢を見るシーンでみせる顎のひげ剃りあとでしょうか。肉体的にも、がっしりとしてきて、第1作目の時と見比べると、驚きの成長ぶりです。あとルパート・グリントくんは、体格もさることながら身長も伸びました。ラドクリフくんと並ぶと、相当でかい。いつの間にか、彼の背丈を抜いたようです。そしてエマ・ワトソンさんは、だんだんと綺麗になってきました。女性としての“品”が出てきたように思えるのですが、今回は活躍シーンが少なく残念です。ところで、やっとゲイリー・オールドマン演じるシリウス・ブラックが活躍するように見えたのですが...、これで終わり?! なのでしょうか。
第6作目に期待です。

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2007/08/16

デメキング 完結版


いましろたかしの作品は、随分以前に千葉ちゃんという主人公が出ている連作を読んでいましたが、その主人公は全く女性からはモテず、古くさくて、やるせな感や情けなさを、ただ刻々と描かれ、ストーリーにおちはなく、随分感動はしたものの、勝手にガロ系の作家の人か? ...と思い、一部のファンからしか受けない、超マイナー漫画家なのか...と勝手に思いこんでおりました。以来十数年...。
この度、いましろ氏の未完の傑作“デメキング”が復刊されたというので、興味本位で読んでみました。確かにこれは大傑作です。面白い。ちなみにタイトルのデメキングとは、怪獣の名前です。
1991年にビジネスジャンプ誌にて連載されるも、14話で打ち切られ、99年には単行本化されるも、いらい絶版状態となり、今回の復刊と相成ったようです。ところが今回の復刊には、2ページラストシーン(99年の単行本化の時も1ページ)が追加されているのですが、はてはてコレは必要なのかと思ってしまいました。この作品に関しては、今までいろいろと言われてきたのでしょう。巻末に作者インタビューが載っており、作者自身は、無理矢理にでもこれで終わらせたかったと推察されます。
ラスト3ページがない状態での未完の作品の方が、良いとは思うのですが、これが作者の意思なら仕方ないのでしょう。読む人は、覚悟して読むべし。
太田出版。1,200円。

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2007/08/15

レミーのおいしいレストラン



久しぶりに映画館で映画を見ました。“ハリーポッター5”を見ようと思ったのですが、暑さからか涼を求めて映画館に人が集まるようで、満席だったのであきらめ、代わりにPIXERの新作アニメーション“レミーのおいしいレストラン”を見てまいりました。
数あるPIXERの作品中でも屈指の名作“Mr.インクレディブル”の監督ブラッド・バード氏の作品なので、はなから期待はしておりました。だが期待以上の作品でした。面白かったです。
料理の才能があるネズミ“レミー”と、人間界のレストランでダメ主人公“リングイニくん”とで、料理を作ろうとするのですが...。荒唐無稽なストーリーながら、そのキャラクターの魅力と世界観の再現力、そしてなんといっても監督の演出力で、グイグイと作品の世界に引き込まれます。さりげなく男女の恋も取り入れたりと、小さい子供から大人まで幅広く見られます。レストランとネズミという、絶対に相容れない物をモチーフにお話しを見せる技には、舌を巻きます。どこかピリリと辛い演出が、ブラッド監督らしくて凄いです。また、リアルだけどリアルすぎない、デフォルメされたPIXERタッチのキャラクターたちは、本当に魅力的。昨今の反乱する米国産CGアニメとは、やはり違うPIXER作品。クォリティが高い。音楽も良かった。とにかく本当に楽しめました。ブラッド・バード監督の次回作が楽しみです。お勧め。

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2007/08/14

夏朝休息


朝から窓からの風景を見ていると、太陽光がビシシと照りつけ、もうもうと温度が上がっていくのが見えるようです。これが午前の日差しとは...。
本日も、もの凄く暑くなりそうですね...。なんか僕が子供の頃は、午前中ってもう少し涼しかったような気がします。朝早くはりきって起きて、ラジオ体操に行き、午前はまだそれほど温度が上がっていないから、早く宿題をやってしまいなさいと母親に言われ、お昼に素麺を食べ(僕は素麺があまり好きではなかった)、午後から友達とプールに行ったりして遊び、夕方にはテレ東あたりでやっているアニメの再放送を見て、そして夕飯を食べ、夜は近所で花火をし、寝る前にその日の絵日記をつけて、オヤスミナサイ...といった感じの夏休みを送っていたような気がします。ああ、夏休み。

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夏夜休憩



蒸し暑い夜が続き、毎日寝苦しい夜が続いております。我が家も例外ではなく、朝は暑さで一度6時頃に目が覚め、起きるとマラソンでもしてきたかのごとくどっちゃりと汗をかき、気絶するようにもう一度寝る毎日です。うーん、まいった。暑い。夏嫌い。
しかし、今日だけは違います。静かに空調がきいた都内某ホテル地上23階の部屋から眺める巨大都市東京の夜景は(これは昨年も書いた気がしますが...)、正にブレードランナーの世界です。下界では凄まじきネオン光のもと、途切れる事なく車と人が動いてます。そして夜のBGMは、やはりJAZZが似合います。ここぞとばかりにマイルスの“Kind of Blue”を流し、部屋の中を暗くして夜景を眺め、グラスを傾ける...。なーんて書いていると、なんか凄くキザですね。実際はそうではなく、汗だくで夜景を撮影してました。窓にへばりつくがごとく必死に撮影。長時間露光です。これがむずかしい。でも楽しい。いやはや楽しく疲れました。もう一泊ぐらいしたいなぁ...。

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2007/08/13

夏日休憩


ドカッと刺すような日の光が眩しい、極暑が毎日続きます。自分は念願の夏休み期間にやっと入りまして、都内某ホテルにてリフレッシュ休憩しております。
昨年は地上32階からでしたが、本年は地上23階であります。下界では凄まじき太陽光のコントラストのもと、人が蟻のようにウヨウヨと動き回る姿があり、それをジッと眺めていると、自分が現実から切り離されたかのような錯覚を覚えます。異様な密集度をほこる都会の街並は、俯瞰して見下ろすと圧巻です。無数のビルの屋上からは、巨大な空調の室外機が、ウンウンとうなりながら暑い空気を放出しているのが見て取れます。上を見上げると、夏の雲が空で列をなして並んでいる。下界の騒音もここには届かずとても静かで、音楽でも聴きながら読書するには最適です。夜景を眺めるのも楽しみです。

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2007/08/11

d long life design 16号


「ロングライフデザイン」を考えて生活しよう。...と表紙に掲げているおなじみD&DEPARTMENTが出している雑誌“d long life design ”の第16号が出ました。
そういえば前回15号をご紹介(07年6月29日blog参照)したときに載ってた、東京有楽町にある三信ビルですが、解体がとうとう始まってしまったようです。うーん、残念です...。
さて今号はなつかしのクーピーペンシルの表紙です。中身の記事も相変わらず充実していまね。地方の伝統工芸についての問題は、たしかに根が深いです。いたずらに東京の空気を注ぎ込むのは絶対にやめた方が良いけど、経営維持していくこともまた大変。D&DEPARTMENTが行っている活動は、本当に貴重で意味のある事だと思います。フムフムなるほどの580円。

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2007/08/09

日本男児


赤瀬川源平氏の新刊“日本男児”を読みました。
モノの見方(視点)をちょっと変えるだけで、今まで見えなかったものが見えてきて、突然世界が広がってくる。目からウロコが落ちるように、頭のウロコも落としてみましょう!...ということで書かれた連載エッセイが一冊となったモノなのですが、例によって氏の独特のユーモアと優しさに包まれた文章ではありましたが、取り上げているテーマは現代人にとっては切実なる問題ばかりでした。
自分も含め、見て見ないふりをして世の中を生きている我々にとって、この本を読んで、時にはその事について向き合って考えなければならないのではなかろうか。読んでいて、そんな風に思いました。子供に対する問題。現代におけるタバコのあり方について。女子高生の短すぎるスカートに、デジタル化における趣味の仕事化等々...。決してお説教本ではなく、氏も一緒に考えています。過激な解決法を遠慮がちに語っているのですが、どの意見も納得するものばかり。自由をはき違えて認識している我々にとっては、どれも考えねばならないことです。
文芸春秋。730円。

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2007/08/08

新型iMac発表



またもやプロダクトデザインの神髄を究めるかのごとく、緻密でシャープでクールなデザインのパーソナルコンピュータがアップルから登場です。新型iMacが、噂通り発表となりました。
基本デザインは既存のモノとは見た目がそう変わりませんが、本体の材質にアルミニウムとガラスが使用されています。画面の周りにブラックのフチが付き、全体が引き締まった感じがします。そしてなんといってもすっかりリニューアルされたキーボード。薄い。薄くてカッコイイ。コマンドキーにアップルマークが付いていないのはいかがなものかと思いますが、なんかもうプロダクトデザインのギリギリの線まできてますね...。発表写真を眺めているだけでも、あちこちに驚愕のデザインを伺わせるデイティールが見えてきます。むやみに外観をモデルチェンジするではなく、ベースデザインに改良を重ね、研ぎすまさしていくやり方は、ここ近年のアップル製品に顕著に見られ、この製品も例外ではなかったようです。量産品としてこれを発売するアップルという会社の凄さを、あらためて見せつけられる思いです。
ディスプレイの大きさは 20 インチと 24 インチの二種類で、17インチがなくなりましたが、このコンピュータを使う目的を考えると、たしかにもういらない画面の大きさかもしれません。
例によって、発表即販売ですので、アップルストアには本日から置いてあるのでしょう。とりあえず、我が家のキーボードが相当にガタが来ているので、これに変えたいなぁ。とにかくまず手に取って見てみようと思います。

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2007/08/06

PORGY AND BESS


ひさしぶりにマイルスを聴きました。
先日、運転しながらFMを聴いていたら、スピーカーから聴き慣れているけど、聴いた事がないトランペットのフレーズが流れてきました。マイルスだ。ラジオが紹介してくれたのは、ギル・エバンスとの共作である彼のアルバム“PORGY AND BESS”からの一曲でした。うーん、やっぱマイルス。良いです。いきなり心の奥底まで、トランペットの音色が染み渡りました。そんなわけで、このアルバムが猛烈に聴きたくなり、早速購入しました。5曲目のSUMMER TIME。数あるSUMMER TIMEの中でも、屈指の名演奏です。夏の夜に聴くマイルスのSUMMER TIMEは、とてもとても切ないです。切なくていい。
しかし、昔のJAZZアルバムって、今CD屋さんでは随分安く売られているもんです。このアルバムは、輸入版ですけど1,200円ほどでした。ふーむ。コルトレーンの“Blue Trane”なんか1,100円とか...。僕は、レコード世代ではないですけど、本当に音楽が手軽に聴ける時代ですよね。まあ、自分にとっては、良い音楽に巡り会った時は、1,200円どころの価値ではないんですが。

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2007/08/01

マタタビよ ホイ



猫であるHAL9000は、やはりマタタビが好きなようです。飼いはじめた頃は、ポーンとマタタビの木を投げてやると、一心不乱に飛びつくやいなや、ドタンバタンとマタタビの木を噛みまくり、気が違ったかのようでした。
しかしこの頃は優雅なものです。ご覧のように「はい、今日はいい子にしていたからマタタビの木をあげるわ」と差し出すと、「いつもすみませんね」とばかりに半立ち状態でホイと貰うようになりました。素直な心が、より良いコミュニケーションを生み、冷静な行動を生むのかもしれません。我々人間も、見習いたいものです。
よしよし。

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2007/07/28

ト マ ト


この世の中で最も嫌いな食べ物と言えば、迷わず僕は“トマト”をあげます。一見赤々とぷっくりしたフォルムで、外見は非常に愛嬌たっぷりなのですが...まずあの臭い。どうにも青臭く、吐き気をモヨオしてしまうのです。食感も最悪。噛むとグチュリと中からドロドロした青いものが...ギャアーッ!
そんな大嫌いなトマトでも、食材として加工されているものは大好きであります。ケチャップや、パスタのソース等々、トマトの応用料理はとてもおいしい。とどのつまり、あれは生で食べるものでは無いという結論に至るわけです。そのトマトを深く追求した、ポプラ社から出ている雑誌第2号“トマト”を読みました。
毎号ひとつの食材をモチーフに、一冊丸ごとその食材を徹底的に、いろいろな観点から掘り下げ、検証していく雑誌なのですが、トマト好きはもちろん、嫌いな人たちからの視点もちゃんと押さえてあり、今回もなかなか面白かったです。読んでいると、トマトってもの凄くおいしい食べ物!?...と勘違いしそうです。そしてこれを読んでも、やっぱり生のトマトは食べれないけど、この頃は僕も(一応)大人なので、人前では無理して食べてます。えっへん。ゲフッ。580円。

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2007/07/27

iPod + woman


すっかり市民権を得たかに思われるiPodでありますが、やはり消費者の要、女性をターゲットにするのを外すわけにはいかないのか、アップルWEBサイトに“iPod + woman”が登場しました。
“ドレスアップiPod”、“インテリア”、“ドライブ&旅行”、“スポーツ”、“スキルアップ”という5つのカテゴリーから、iPod本体はもとより、関連製品を回りくどく女性にはそそられる形で紹介しています。うーん、なんかアップルが媚びているようでなんだかなぁ...というのが感想です。でも、女性にしてみれば、デコレートされたiPodは魅力的に見えるんでしょうか。僕にはグロテスクに見えます。
アップルは2007会計年度第3四半期 (4-6月期) の決算を発表し、創業以来史上最高の売上と利益を計上したそうで絶好調です。思えば、かれこれ10年前、倒産寸前まできていた頃を思うと、信じられません。全てはジョブズ総帥のおかげか...。

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2007/07/22

ドイツ駆逐戦車 ヘッツァー 中期生産型


世界のタミヤの新製品“ドイツ駆逐戦車 ヘッツァー 中期生産型”のご紹介です。
1/48スケールMMシリーズでは発売されていましたが、1/35スケールのヘッツアーは、人気アイテムなのになぜか長年キット化されませんでした。イタレリから出ていたからでしょうか。ようやくタミヤ入魂のキット化となりました。
ヘッツァーは、もともとチェコの38t戦車のベースを受け継ぎ、前面装甲60mmの固定戦闘室に長砲身48口径7.5cm砲を搭載してドイツ軍が改良したものです。その小ぶりで低いシルエットを活かしたデザインは、とても愛くるしく格好良く感じます。
例によってタミヤのキットは装備の再現が充実しているようです。キャタピラは手軽なベルト式か、パーツが一体化された連結組立て式の2種類が選べます。リモコン機銃も細かく再現され、制作意欲を高めます。いや、相変わらずタミヤ凄いです。
7月21日発売予定。3,570円。

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2007/07/21

HAL9000伝 その36


ここのところの台風や梅雨による雨の影響で、ベランダで身体スリスリが出来ないからか、すっかりふてくされてゴロリと横になるHAL9000であります。まったくいい身分だなぁ。でも猫もたいくつなのでしょう。しょうがないので撮影だとばかりに、一枚ぱちりとは撮るものの、ご覧のようにあきれ顔であります。そんなせつない顔で僕を見ないで下さい。女性の涙とせつない顔には弱いのです。早く梅雨が明けてほしいなぁ。

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2007/07/20

3月の風は3ノット


好きな漫画作家はと問われれば、必ずあげる作家の一人、坂口尚さんです。
95年にすでに亡くなられた方ではありますが、いまだに何度も読み返す名作“石の花”や“あっかんべえ一休”は、間違いなく傑作であります。そんな坂口氏は、長編漫画だけではなく、良質な短編作品をいくつも描いておりました。そして、長らく絶版となっていた“3月の風は3ノット”が、このたび復刊されたのです。
潮出版の希望コミックス時に収録されていた5作品に加え、「夏休み」、宮澤賢治原作の「黄いろのトマト」「十力の金剛石」の2作品に「イラストファンタジィ」も収録されてだけに、とても嬉しいです。
表題作の「3月の風は3ノット」をはじめ、「独立祭の夜」「よわむしコロ」「高田くんの時計」など、どれも少年達の日常の冒険を描いた傑作ばかり。現代人が忘れかけている“何か”が、どの作品にもしっかりと描かれているように思えます。今、こんな漫画を描く人、少なくなりました。本当に坂口氏は、貴重な漫画家、そしてアニメーターでもあったのだなぁ...と思う次第であります。
チクマ秀版社。2.625円。

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2007/07/18

"Net-sharing CAM" NSC-GC1


コンパクトデジタルスチルカメラになぜかついてくる、一番いらない機能としてはやはり動画撮影機能でしょうか。
確かに動画機能が付いていれば、何かしらによりいつか必要になる時が来るやもしれませんが、やはりスチルカメラとして使用するのですから、そこに意識が及ばないと思います。でも付いてくる。なぜ?! その機能を削って、値段を安くしてくれた方がよっぽど良いのに...。
どうせなら、メーカーさんは、動画専用のコンパクトデジタルカメラを作ればよいのでないでしょうか。しかもクールで格好いいやつを。もちろんポケットサイズで黒いやつ...などと思っていたら、SONYさんが実現させてくれたようです。
"Net-sharing CAM" NSC-GC1は、コンシューマ作成コンテンツやYouTubeにアップロードするための動画など、ウェブアップロード用の性能・機能が基本となった動画用のデジタルカメラです。こちらは逆に、静止画のスナップ撮影機能も付くようです。記憶媒体はメモリースティックDUO。幅が約3cm、高さ約10cmほどと、正にポケットサイズ。重さも140g程度で、2.4インチの液晶ディスプレイを備えます。何よりもデザインが、モノリスを彷彿させる形でよいのです。お値段は$200と、なかなかリーズナブル。ただ、米国SONYからの発表なので、まだ日本で売り出すわけではありません。日本でも発売されるとは思うのですが...。かなり惹かれる一品です。

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2007/07/17

生命の光 N.o657


世の中の荒波になんら影響を受ける事なく、約60年前より、媚びる事なくひたすら一本の芯を貫き発行し続ける真のフリー(自由)ペーパー“生命の光”第657号が出ておりました。またもや仕事に疲れ果てて、ひとりバス停で深夜バスを待っているときにみつけました...。
相変わらず絶好調に発刊されているようですね。
今号の表紙の写真は、ご覧のように見事な大波です。人生の荒波も、心がけいかんでは乗り越えられるという事でしょうか。いかようにも意味が取れる見事なまでに力強く意味深な写真です。今号は冒頭に“天よりの力に生きよ”のタイトルで、この冊子の創刊者である手島郁郎さんの講話が掲載されておりました。手島郁郎さんはすでに亡くなられているようですが、こうして毎号、彼のお話が掲載されていると、まるでまだ生きてらっしゃるようです。うーん、凄い。恐るべし最強のフリーペーパーです。0円。

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2007/07/16

HAL9000格納庫


その昔、僕が子供の頃、ウルトラセブンやサンダーバード等、かっこいいメカが活躍する番組の再放送を夢中になって見ていた影響か、“格納庫”という言葉を聞くと、今でもなんだかワクワクしてくるのです。
ウルトラホーク1号は、富士山の裾野にある双子山の内部にあるウルトラ警備隊基地の格納庫にあり、スクランブルが掛かると、双子山がスライドし、かっこいい英語のアナウンスが響き渡り、ワン・ツー! スリ・フォー!!...とあの軽快なBGMにのり発進します。同じくサンダーバード2号は、国際救助隊の秘密基地である島内にある格納庫から、パイロットであるスコット・トレイシーは、居間の壁の裏側へ消え、スルスルと滑り落ちてユニホームに自動で着替えて着席スタンバイし、椰子の木が倒れカタパルトまで誘導されると、大空へ向かってGo!...と発進するのです。
そう、まさしく格納庫とは、男のロマンなのです。
そんな我が家のHAL9000も、普段はパソコンデスクの下部にある格納庫で待機しています。ひとたびスクランブルが掛かると、目玉がパチリと開閉するやいなやキラリと光り、瞬く間にドヒュンと発進するのであります。普段は秘密基地である格納庫は見られないのであるが、待機しているHAL9000の貴重な写真を手に入れました。とくとご覧下さい。

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2007/07/15

ダカフェ日記


2006年度blog大賞になり、僕も普段よく見させて頂いているblog“ダカフェ日記”が本になりましたのでご紹介します。
何年前だかは忘れてしまったのですが、たまたま読んでいた雑誌に、このblogの著者である森氏のHomePageの作例が紹介されていたました。実際にそのサイトにいってみると、何やらインパクトあるblogがあり、その大胆な家族写真の使い方にびっくり。とくに奥さんの超ドアップ写真がインパクトありました。それ以来頻繁に見るようになりました。その頃はまだblogというものもよく理解していませんでしたが、このダカフェ日記だけは、blogという捉え方よりも、極めて個人度が高くシンプルなデザインのWEBサイト...という感じで見ておりました。まだこの頃は、海ちゃんが赤ちゃんだったですね。昔は奥様の写真がたくさんありましたが、この頃はすっかり海ちゃんと空ちゃんばかりです。
そしていつも、クスリと笑えるお子様たちと奥様の写真に驚かされ、何て事のない家族の出来事を、ただひたすらタンタンと書き続けているこのblog。本当に凄いと思います。このスタイルは現在までずっと貫かれてらっしゃる。
そんな今までのダカフェ日記から抜粋されたモノが、ハードカバーの素敵な本となりました。全く持って他人の家族など、普段はどうでもいいと思っている僕ですが、このご家族だけはなぜだか気になるのです。幸せとは、確かにこういうことかもしれません。羨ましい限りです。
ホーム社。2,310円。

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2007/07/14

HIGHWAY COMPANION


ここのところはずっと、先日ご紹介しましたトラベリング・ウィルベリーズばかり聴いておりました。そんなおり、そういえばトム・ぺティは昨年サードソロを出していたな...と思い出し、考えてみればジェフ・リンがプロデュースのところに名を連ねていたな...ともうひとつ思い出し、ジャケットのロケットのイラストに妙に惹かれていたのも思い出し、そうなると突如猛烈に聴きたくなり、タワレコへ行ってきました。今回は贅沢にも日本版CDを購入し、じっくりと聴いてみました。
もともとトム・ベティが米国人ということもあってか、トラベリング・ウィルベリーズが出た当初も、ロイ・オービソンには心をグサリとやられたものの、トムだけにはなぜかそんなに興味がわかず、ハートブレーカーズのアルバムを聴いてみたりなんかしましたが、あまり心に響かず今に至っておりました。あの独特の粘っこいトムの声が、昔はそんなに好きになれなかったのです。ですが、今回のウィルベリーズのDVDに収録されていたプロモビデオを見ていたら、この声が、なかなか味があって良いなぁと思うようになりました。
そして今回のサードソロ。大傑作です。久々に名作と呼ばれても良いアルバムにぶち当たった感じです。トムは人生で積み重ねてきたものを音に変え、紡ぎ出しているのでしょうか...。ジェフとトムとマイクのトライアングルが絶妙なバランスとなり、またも音楽の奇跡が巻き起こったようです。素晴らしい。聴き込むほどに味が出る、自信を持ってお勧めするアルバムです。

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2007/07/12

MEDIA STORAGE M80



キャノンから80GBのHDDフォトストレージ「MEDIA STORAGE(メディアストレージ) M80」が発表されましたのでご紹介。
仕事で撮影に行くと、デジカメになってから常につきまとう不安は、機械の不具合によるデータ消失です。こればかりは、常にバックアップをとっておかないと、消えるのは一瞬であり、悲惨な状況となります。プロのカメラマンさんからも恐ろしい実例を聞いているだけに、何とかせねばなりません。僕の場合は、自前のPowerbook12inを持って行って、撮影の合間にバックアップをとったりしていましたが、撮影によっては都合良くそんな時間はとれない場合がほとんどだし、いくらノートブックとはいえ、やはり荷物がかさばるので、この頃は持って行かなくなってしまいました。でも、いざという時はいつくるかわかりません。そこで便利なのが、このHDDフォトストレージです。もちろんこれだって機械ですので、100%安心とはいえないのですが、大きさといい、モニターもついていて凄く良さそうです。
キャノンの「MEDIA STORAGE M80」は、容量が80GBのHDD、3.7型液晶ディスプレイが付いております。見た目のデザインも、かっこいい。Photokina 2006で発表されていましたが、ようやく発売となるようです。操作性が、同社のEOSシリーズを踏襲しているので、キャノンユーザーは使いやすいでしょう。しかしひとつ残念な点は、RAWファイルを表示できるのは、EOSとPowerShotシリーズのみとか...。他社ユーザーは、RAWで撮影するときは、JPEGも記録しておかねばならないのでしょうか...。うーむ。
7月下旬発売予定。

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2007/07/09

dictionary 116


平間至氏のカバー写真が相変わらず目を引く、真の意味でフリーな冊子“dictionary”の116号が出ております。
今号から、20周年記念ということで「dictionary library OPEN! 20年を全部見る?」と題され、過去に紹介された人物のページを左に、現在の同じ人を右に配し、紹介しています。うーん、人に歴史有りです。過去のコメントと今のコメントを比べると、やはり微妙に時間の流れを感じさせ、それぞれの人生観みたいなものが醸し出され面白いです。
あと、いつもながらのディクショナリーのTシャツも特集されています。相変わらず、ビビットなフリーペーパーです。
今回の号は、ご紹介するのが遅くなったので、もう手に入れるのは難しいかもしれません...。0円。

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2007/07/07

薔薇とHAL9000


先日、うちの奥さんが気を利かして薔薇を一輪買ってきました。しかも黄色い薔薇であります。
薔薇というと、僕なんかはつい赤色を買ってしまうと思うのですが、黄色をチョイスするあたりはさすがです。早速、細長いガラスの花瓶に薔薇を生けて、テーブルの上に飾ってみました。最初は見向きもしなかったHAL9000ですが、床の上に置いてやると、スンスンと臭いを嗅ぎ出しました。フーム。なんだろうコレは...とジッと見ているので、すかさず1枚パチリ。フラッシュを使って撮ったら面白い写真になりました。薔薇とHAL9000の出来上がりです。猫にも花の美しさが分かるのでしょうか。美しいものにはとげがある。いや、ただの猫のおもちゃぐらいにしか思っていないでしょうか...。

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2007/07/05

NAOTO FUKASAWA


プロダクトデザイナーの深澤直人さん初作品集は、やっぱり海外の方が評価が高いからでしょうか、日本からではなく英国の出版社「PHAIDON社」から出ましたのでご紹介します。
深澤さん自身が監修を手がけ、グラフィックデザイナーの原研哉氏が装幀を担当している本書は、本文は読めずとも、充分に楽しめる本となっております。思えば、深沢氏が日本で注目されるきっかけとなった無印良品のCDプレイヤーでした。そこからの勢いが凄かったです。auの携帯電話「infobar」「neon」や家電雑貨ブランド「±0」などなど、最近では外国の家具メーカーからなど、引く手あまたです。彼が注目する、人の無意識の行動に目をつけた独自のデザインプロセスは、国境を越え、様々なところでしんみりと浸透しつつあるのでしょう。そんな「ふつう」を作り出す彼は、やっぱり凄いと思います。
本文が英語なので、やはり内容が読めないのは残念。日本語も併記してくれたら良かったのですが...。でもお勧めです。

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2007/07/03

日本特型潜水艦 伊-400



世界のタミヤだからといって、日本のアイテムもキット化するのを忘れてはいないようです。
1/350 艦船シリーズに、何とあの世界最大の潜水空母“伊-400型”の登場です。水中排水量6,560トンと、駆逐艦並の排水量。船体内部に、特殊攻撃機「晴嵐」を3機格納する事が出来、カタパルトから発進させ奇襲攻撃をかけるという目的で作られたそうです。「晴嵐」は、タミヤから1/48と1/72スケールで既にキット化されておりまして、あとは“伊-400型”がキット化されれば...という状況でした。
キットにはそんな「晴嵐」も同スケールでしっかり3機付属しているそうです。クレーンアームやアンテナ類、晴嵐のプロペラなどは、エッチングパーツで再現され、より一層リアルに再現。細かなディティールが随所にみられ、まさにタミヤ入魂のプラスティックモデルキットとなっています。うーん、これまたもう何も言う事がありません。さすがタミヤ。凄い。7月7日発売予定。5,040円。

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2007/07/02

晴れたらライカ、雨ならデジカメ


昨今のデジカメブームにより、誰もがより手軽に写真が撮れ、楽しめる時代がやって来ました。
ちょっと前までは、写真を撮るという事は、ある種の特殊技術のような扱いで、ファミリーでもやはりそれは父親が行う厳格なる役割だったように思えます。しかし今や、携帯電話にもカメラは付いていて、本当に手軽に写真を撮ることが日常化したように思えます。だがその実もういっぽうでは、様々な課題が持ち上がってきているのも事実なのです。
この本は、そんなフィルムカメラとデジタルカメラのメカニック的な話だけではなく、人々が、その使い方とカメラに対する認識が変化してしまった事を探り、語っている本なのです。思えば、著者・田中長徳氏の言う通り、確かにここ3年でカメラの周辺状況は激変しました。メーカーは、次々とフィルムカメラの生産をやめ、いくつかのメーカーはカメラ業界から撤退を余儀なくされました。僕も、仕事の上では、半分フィルム、半分デジカメでしたが、今や100%デジタルです。どちらか良いとかという事ではなく、どちらの長所、短所もふまえ、両立させたカメラの使い方をこの本では、提唱されております。
カメラに限らず、デジタル技術の浸透で、我々の生活も大きく変化しています。人の意識だけが、そのことについていくのにやっとという感じ...。この先、我々はどのような方向に向かうのか、世の中の混沌とした状況は、まだまだ続きます。少なくとも、カメラに関する古き良き時代は終わったようです。
岩波書店。1,700円。

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2007/07/01

フランス陸軍 UEトラクター



世界のタミヤから、またまた超ド渋なキットが発売です。
おなじみの1/35 ミニタリーミニチュアシリーズの第284弾“フランス陸軍 UEトラクター”の登場です。昨年の今頃、これまた渋いアイテム選択のキット化でフランス人のみならずヨーロッパ全土を驚かせた“フランス戦車 B1 bis”が発売されていました。やはりコレだけでは、情景作りには寂しいからか、トラクターをキット化するとはさすがタミヤです。
ご覧のように、戦車好きの心をグッとくすぐるユニークなデザイン。上面の鋳造製のドーム状ハッチが、そそられます。後部の荷台車もまた嬉しいところです。こういう部分をしっかり再現してくれるところが、感心させられます。もちろん木箱やドラムカン、大小の巻かれたシートなどアクセサリーも豊富にセットされています。いや凄い。組み立て用のピンセットも付属されてるそうで、もう何も言う事はありません。完璧です。6月30日発売。2,835円。

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2007/06/30

iPhone米国発売


ついに米国ではiPhoneが発売されたようで、おおいに盛り上がっているようです。いいなぁ。
米国Apple Storeには、この日本円にして約6〜8万円する携帯電話を購入する為に、たくさんの行列をなしていたようです。日本だと携帯電話が1円などという有り得ない値段で売られている状況なだけに、なんか凄まじいものを感じます。まあ、携帯電話といっても、既存で発売されているモノとは、別次元の代物なのですが。いつもの事ながら、日本での発売は未定です。一応アジアでは2008年に発売予定とジョブズさんはおっしゃってくれていますが、はたしてどこのキャリアが、うまく話をまとめて、発売までにこぎ着ける事が出来るのかを考えると、道のりは険しく長そうです。予想外の会社あたりが、なんとかまとめるのではないかと予想しているのですが...。はてさて。

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2007/06/29

d long life design15号



D&DEPARTMENTが隔月刊で発行している雑誌「d long life design」は、再三ここでご紹介させて頂いておりますので、みなさん一度は読んで頂けたでしょうか...。身の回りに存在する「ロングライフデザイン」というものをテーマに書かれている雑誌であります。今号は、鳩サブレーの表紙が目を引きますね。
記事の中で目を引いたのは、ナガオカケンメイさんが書かれたデザインコラム「昔からあるいい建物を保存することについて」でしょうか。東京有楽町にある三信ビルの解体について、それを反対している人達をレポートしています。この人達のHPを見ましたが、自分たちのエゴで、決して反対しているわけではなく、具体的にビルを残すにはどうしたらよいのか、計画案を提示していたりと、なかなか凄いです。昭和の初期に建てられた、歴史ある建物だけに、なんとか残してもらいたいと僕も思うのですが...。
その他どの連載記事も、相変わらず内容が深く考えさせられるテーマばかり。お勧めです。580円。

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2007/06/27

デザインと行く


グラフィックデザイナー、故・田中一光さんのエッセイ集“デザインと行く”を読みましたので、ご紹介します。
これからのデザインに必要な感性と発想について、古典から現代環境まで縦横無尽にかけ巡りながら鋭くつづられており、珠玉のエッセイ集です。田中氏の自伝“われらデザインの時代”を読んだときも感じたのですが、読みやすく優しいお人柄がにじみ出た文章で、たいへん為になることばかりが書かれています。田中氏がどんなことを考えて仕事をしているのか、無印良品の仕事などを通じて語られて、大変興味深く面白かった。デザイナー必読。いや、クリエイターは必読だと思います。生きること、これすなわちデザインなのですね...。
白水Uブックス。977円。

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2007/06/24

TRAVELING WILBURYS



ご紹介がだいぶ遅くなりましたが、待望のTRAVELING WILBURYSのアルバムが再発されましたのでご紹介します。
TRAVELING WILBURYSとは、簡単に言いますとレフティ、ラッキー、ネルソン、オーティスのウィルベリー兄弟と、従兄弟のチャーリー・T・ジュニアからなる兄弟バンド。しかし、実はその正体はロイ・オービソン、ボブ・ディラン、ジョージ・ハリスン、ジェフ・リン、トム・ペティの5人による変名プロジェクトだったのでした。 各自が別のレコード会社と契約しているため、「覆面バンド」という形態をとったと言われていますが、バレバレなのがご愛嬌のスーパーバンドなのです。
ジョージ好きの僕としましては、彼がリードボーカルをとる未発表曲の“Maxine”が、とくにもの凄く良かったです。聴いていて涙が出ます。まるでジョージが生き返って、久しぶりに録音しました...って感じに聴こえてしまうのです。



DVDに収録されているドキュメンタリーも必見ものです。ロイ・オービソンの美しいボーカルを、彼らがいかに敬意を表しているかよく分かったし、キッチンでのエピソードや、何よりも例によって当たり前のごとくにジョージが語る友情宣言が、感動させてくれます。いや、本当に良かった。
...ということで、大変に素晴らしいアルバムですので、ぜひとも一家に1セットは揃えて頂きたいものです。お勧め。

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2007/06/23

100 SUNS



米国NASAのアポロ計画の記録写真を、オリジナルポジから高解像度スキャニングによりデジタル化し作ったマイケル・ライトの写真集「FULL MOON 」は以前に(06年3月12日blog参照)紹介しましたが、今回は彼のもう一つの代表作“100 SUNS”をご紹介します。
米軍が1945年から1962年に行われた、100の原水爆実験を撮影した記録写真を構成したものです。
写真自体が、原水爆の影響を知っている我々にとっては恐怖と悪のイメージが先行し、おのずと道徳的にコレはどうなのか...と考えてしまいそうです。でも、じっくりこれらの写真を見ていると、なぜだかキノコ雲の美しさに魅せられます。それはあまりにも美しい。そう、この写真集には一見、反戦メッセージが込められていそうなのですが、そうではない。純粋に美しい光の写真と、その元である大量殺戮兵器としての大きな矛盾を、写真家マイケル・ライトは大胆に我々に問いかけているようです。
各写真ごとにキャプションがついており、実験が行われた年と場所と実験ごとにつけられたコードネームが掲載されています。その名前が、なんともはや米国人らしいというかなんというか...。中には実験を見学するVIPの方々の写真も入っていたりして、とにかくもういろいろと考えさせられる写真集です。うーん、凄い。
我々日本人は、とくに必見の写真集だと思います。2003年に出版されていますが、やはり日本語版はいまだに発売されずです。お勧め。

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2007/06/21

海外ソニエリ花盛り



ソニーエリクソンから新型携帯が発表されましたので、またまたご紹介。



「W910」「W960」「K850」「K530」の4機種です。毎度の事ながら恐縮ですが、海外での発売モデルです。日本では発売される予定はありません。もう何も機能紹介はつけません。ご覧のように、見ただけでそそられる見事にシャープでクールでシンプルなデザイン。エリクソンテイスト極まれりです。どうですか、みなさん。これだったら、欲しくなりませんか。



そろそろ携帯を変えたい僕としましては、これらのモデルが日本で発売されれれば、即断で変えます。なぜ、これらのモデルの日本仕様が出されないのか...。どうしたら、日本で発売して頂けるのか...。全てはキャリア主体で、日本の携帯市場を牛耳られているからか、無理なのか。うーむ。これがいいのに。

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