2006/10/10

FLIGHT TO DENMARK


先日、JAZZピアニストのデューク・ジョーダンが、8月8日にコペンハーゲンで亡くなったというニュースを聞きました。ジョーダンのアルバムは、ブルーノートの『Flight To Jordan』しか聴いたことがなかったのですが、CD屋さんで『FLIGHT TO DENMARK』というアルバムを見つけ、3週間ぐらい買おうかどうか迷っておりました。輸入盤にしてはかなり値段が高く感じ、事前にリサーチしてから買う事に決めました。こういうとき、WEBからはいろいろと情報が引き出せるので、参考になりますね。でも結局、音を聴かずしては判断できず、次なる決め手はジャケットデザインでした。ジャケ買いはあまりしないのですが、これは当たりました。雪の中に、コートを着てひとりたたずむデューク・ジョーダンの姿が印象的で、まさにこのアルバムのサウンドを見事に表現しておりました。『Flight To Jordan』は、やはりブルーノートサウンドだからか、アルフレッド・ライオン色が強く、はじけるようなピアノの音色にホーンサウンドがふんだんに使われており、これはこれで凄く大好きです。しかしこの『FLIGHT TO DENMARK』は、別格ですね。トリオでの演奏なので、あくまでピアノ主体のメロディで、彼の奏でるとても美しいサウンドに虜になりました。とくに自作曲の“No Problem”や“JORDU”が、もの凄く気に入りました。うーん、素晴らしい。名盤たるゆえんでしょうか。これはもうお気に入りの1枚です。お仕事BGMに、秋の夜長の読書BGMに、ぴったりだと思いますよ。

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