Design with Respect
銀座・松屋で行われている「Design with Respect -心から尊敬するデザイン-」を見てきました。日本デザインコミッティーが2年に一度行っている企画展でして、本年度はプロダクトデザイナーの深澤直人をコミッショナーとし、「尊敬してやまないモノ」をテーマに、日本デザインコミッティーメンバー25人が、それぞれの人生、歩みの中で、尊敬してやまないモノを具体的に挙げて、約60点を解説と共に展示しています。各々に書かれてあるコメントを読みながら展示物を見ていくと、それぞれに広がるバックボーンの奥深さが感じられ、そのモノがグッと魅力的に見え、同時にメンバーそれぞれのモノについての考え方が垣間見え、なかなか面白かったです。僕が見て印象的だったのは、永井一正氏が選んだ、亀倉雄策デザインの東京オリンピックポスター3部作。僕自身もこれはリスペクトなので。目についたのはチャールズ&レイ・イームズのイスが2点選ばれていたのと、彼らの映像作品「Powers of 10」も選ばれていました。これは以前DVDで見た事があるので知っていましたが、宇宙から人間の体内、ミクロからマクロまでの世界を実写映像で一気に見せる作品。僕のつたない文章では、ちょっと伝えにくいですね...。見ればインパクト絶大。30年以上前の作品ですが、CGが無く、アナログ手法で、もの凄く緻密で丁寧に作り込んであるのにも驚かされます。イームズ夫妻がイスのデザインだけではなく、こんな映像を作っていたという事にも驚きです。この展示、残念ながら今日(9月4日)までです。お時間のある方は、ぜひどうぞ。
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