ペリカン No.1
80年代、怒濤の勢いで日本で紹介されていたプロダクトデザイナー“ルイージ・コラーニ”。流線形を多用したそのデザインは、異端児として扱われていたように感じましたが、とにかくインパクト絶大で格好良かったです。とくにJALの旅客機のコンセプトデザインは凄かった。こんな形で本当に空を飛ぶのか!?って形態なんだけど、ちゃんと飛ぶことを考えてデザインしてあるそうです。チョロQもデザインしてまして、昔1台持っていました。今でもどこかにあるはずなんですが...。そんなフランク・ザッパに似た御年77の現役バリバリデザイナー・ルイージ・コラーニ氏がデザインしたボールペンがこれ。ドイツの万年筆メーカー・ペリカンの製品“ペリカン No.1”です。まずグリップが三角形で非常に持ちやすく、筆圧も少なくスラスラとした書き味。ボールペン独特の、先っちょにたまりやすいインクの玉もほとんど出ないので、書いていて気持ちが良いです。さすがペリカン。
クリップ部が鳥のペリカンをモチーフにデザインしてあり、コラー二氏のユーモアセンスがうかがえます。コラー二氏独特の流線感は低くパッと見は、安いただのプラスチックボールペンという感じですが、このように随所に考え抜かれたデザインが施されております。うーん、しびれます。色はブラックとホワイトがあり、プラスチックボールペンに似つかわしくないケースがこれまた格好いいです。このケースのまま使うのが、良いでしょう。文具にこだわりのある方には、これはお勧め。1,050円。
ラベル: Good Design
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