2006/11/09

天才アラーキー 写真ノ方法


荒木経惟こと写真家アラーキーの本“ 天才アラーキー 写真ノ方法 ”を読みましたのでご紹介。タイトルに写真ノ方法とありますが、やはりアラーキーの本なので、けして写真の撮り方How to Bookではありません。これはもう荒木氏の人生論です。枯れかけたモノを美しく感じ、負のエネルギーを逆手にとり自分のエネルギーすることや、写真のセオリーをどんどん崩すことなど、アラーキーが語ることは、なんだか岡本太郎氏が言っていたこととだぶりますね。写真を撮ることが、彼の人生そのもの。下ネタと駄洒落をを交えた豪快な荒木節で、痛快につづられております。読んでいて、気持ちいい。あっけらかんとしている本人のキャラクターがなせるわざでしょうか。続編も出ているようなので、読んでみたいと思います。読むと、写真が撮りたくなることうけあいです。

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