Nik Bärtsch´s Ronin Stor
マンフレート・アイヒャー率いるドイツのJAZZレーベルであるECMは、一貫して美しい音を追求してアルバムを発売し続けています。その静寂なる響きを表す秀逸なアートワークが、これまた美しい。アートワークを手がけるサーシャ・クライスは、一貫して光と影で作られた像と、緻密に計算された位置に慎重に配置されたタイポグラフィにより、ECMのレーベルイメージとアーティストの音をビジュアルで表現しています。とくに日本では、キース・ジャレットのアルバムジャケットでお馴染みではないでしょうか。そんなECMから初アルバムを出したニック・ベールチズ・ローニンのアルバム「Stor」は、久しぶりにジャケットにビビビときたので聴いてみました。JAZZというか現代音楽と言うべきか...、シンプルだが奥が深くクールな音です。なんでもニック・ベールチさんは、以前日本に半年程滞在していたらしく、かなり日本の影響を受けているみたいですね。Roninというグループ名も、侍の“浪人”からきているようです。そう言われてみると、曲の構成も、わびさびの世界がやどっているような感じがしないでもないです。しかし彼の音楽は、とても新鮮に感じます。お仕事中のBGMにすれば、落ち着いて仕事が出来そうです。はい。
ラベル: 音楽
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