2006/11/24

LOVE The Beatles



ビートルズファンとしては複雑な思いを抱くアルバムではなかろうか。この20日に全世界同時発売されたわけですが、実のところこの僕は、このアルバムをいまだに買っておりません。なぜか。まずこのアルバム自体、メンバー(ポールとリンゴ)は何ら関わっていないし、もともとミュージカル用につくられた音源であること(ミュージカルは個人的に興味無し)、ジョージ・マーティンが関わっているものの、息子のジャイルズ・マーティンがプロデュースしたこと等々...。聴く理由としての決定打が見いだせないのです。ビートルズの「新作」としてリリースされることも疑問を感じずにはいられません。ミュージカルのサントラ盤と割り切れば良いのか? アートワークもなんだかエセっぽくてださいし...。ビートルズは本来もっとダークなイメージだと思う。しいて聴く理由を無理矢理引き出すならば、ジョージの曲を聴くためということか。しかし、オリジナル音源を使っているだけに、自分が持っている曲のイメージが壊されるようで、怖いのです。そう、怖いのだ。でも、何といってもビートルズ。聴きたい。いや聴きたくない。でも聴きたい。僕はどうすれば良いのでしょうか...。それにしてもアップルは、いつになったらすでにリ・マスタリング作業を終えているというビートルズのオリジナルアルバムを聴かせてくれるのだ。いいかげん待たせ過ぎだ。プンプン。

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