2007/02/25

CONCIERTO


ここのところウエス・モンゴメリーを聴いていたもんだから、すっかりJAZZギタリストを聴くようになり、その流れでジム・ホールの名盤“CONCIERTO”を聴いたのでご紹介します。
ジム・ホールは以前ご紹介したビル・エバンスとの共作にして名盤“Undercurrent”ぐらいしか聴いていなかったのですが、いやこのアルバムも凄いですね。冒頭のスタンダード曲 “You`d be nice to come home to” から聴きごたえ満点です。ジム・ホールの知的なギターソロに、ポール・チェンバースの控えめなサックスプレイ、そしてトランペットはチェット・ベイカーとくるもんですから興奮します。
目玉はなんといっても4曲目の“Concieto de Aranjuez”でしょう。レコードではB面全部を使った19分を超える大作です。ホアキン・ロドリーゴ作曲の有名な出だしのメロディ。ジム・ホールのあくまでクールで繊細なギターの演奏。CDはボーナストラック満載で、さらに5曲入ってます。夜のBGMにはもってこい。これは何度も聴きたくなるアルバムです。
ジャケットのピート・ターナーの石像の写真も印象的です。このアルバムの音の世界をよく表していると思います。ブルーの色がクールでいい。一家に一枚だ。決まり。

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