大和魂

大和魂。戦後、忌避されてきた言葉に、我々日本人を解読する鍵があるのではと、赤瀬川源平氏が、ラーメンや、土下座という行動から、お城の天守閣、舶来への憧れ、モモヒキの穴に戦艦大和などをモチーフに、現代の日本人が失いかけている何かを考察するエッセイであります。...とは言っても、赤瀬川氏の作品であるため決して堅苦しいものではなく、いつものユーモアあふれるやさしい文章で、読んでいて笑ってしまいます。著者の資質が存分に発揮されておりますね。読み足りないぐらいです。大和魂溢れる南伸坊氏の装丁も良いです。新潮社。1,500円。
ラベル: BOOK
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