2006/12/16

The Avant-Garde


未聴だったコルトレーンのアルバム、3枚目はトランペット奏者Don Cherryと共演したアルバム“The Avant-Garde”です。タイトルのThe Avant-Gardeという通り、ちょっと前衛的な音ですね。コルトレーンのアトランティック時代のモノなので、録音された時期が1960年とまさにフリージャズへ徐々に傾倒しようとしていた頃です。彼の同士であり、先輩でもあるオーネット・コールマンの曲を3曲も取り上げているあたりが、コルトレーンの意向が伺え興味深いところです。確かに前衛的ではあるのですが、今聴くとそれほど突飛なモノではなく、むしろ聴きやすいではないだろうか。ただ、ジャケットデザインがいまいちですね...。地の黄色の模様といい(意味が感じられない)、使われている絵(前衛的な絵なのか?)といい、タイポグラフィ(懐古趣味的だ)といい...、なんか音とマッチしていないような気がします。でも、中味はとても良いので、さすがコルトレーンといったところです。

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