2007/08/15

レミーのおいしいレストラン



久しぶりに映画館で映画を見ました。“ハリーポッター5”を見ようと思ったのですが、暑さからか涼を求めて映画館に人が集まるようで、満席だったのであきらめ、代わりにPIXERの新作アニメーション“レミーのおいしいレストラン”を見てまいりました。
数あるPIXERの作品中でも屈指の名作“Mr.インクレディブル”の監督ブラッド・バード氏の作品なので、はなから期待はしておりました。だが期待以上の作品でした。面白かったです。
料理の才能があるネズミ“レミー”と、人間界のレストランでダメ主人公“リングイニくん”とで、料理を作ろうとするのですが...。荒唐無稽なストーリーながら、そのキャラクターの魅力と世界観の再現力、そしてなんといっても監督の演出力で、グイグイと作品の世界に引き込まれます。さりげなく男女の恋も取り入れたりと、小さい子供から大人まで幅広く見られます。レストランとネズミという、絶対に相容れない物をモチーフにお話しを見せる技には、舌を巻きます。どこかピリリと辛い演出が、ブラッド監督らしくて凄いです。また、リアルだけどリアルすぎない、デフォルメされたPIXERタッチのキャラクターたちは、本当に魅力的。昨今の反乱する米国産CGアニメとは、やはり違うPIXER作品。クォリティが高い。音楽も良かった。とにかく本当に楽しめました。ブラッド・バード監督の次回作が楽しみです。お勧め。

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