スーパーエッシャー展

話題のスーパーエッシャー展を見ました。もの凄く混んでいましたけど、見応えたっぷりでとても良かったです。木版画をはじめた初期の頃から、異様なまでに細かく描かれた糞転がしや蟻...、詩と版画を組み合わせた連作、バッハの曲を視覚化しようと試みた作品、実験的な手法を用いて描かれたイタリアの風景、ボツになったお札のデザイン、そしてお得意のスーパーパラレルワールドなだまし絵の数々、そして球体を使った自画像、エトセトラエトセトラ...。芸術家ではなく、あくまで職人でありたいと述べていたエッシャー。時代を追ってエッシャーの様々な作品約180点を一挙に公開されている様は、圧巻でした。いやはや本当に凄い...。版画でここまで緻密で計算ずくの絵を描かれているとは...間違いなくエッシャーはグレイト・クレイジーです。
会場は渋谷のBunkamura ザ・ミュージアム。ここで感心したのが、任天堂DS Liteを使って、音声ガイドと作品解説の画像を見ながら、見て回れるのです。これがなかなか良く出来ていて、観覧が一層楽しめるのです。しかも、無料貸し出しなのです。いやぁ、六本木ヒルズなんかですと500円ぐらい払って、音声ガイドの貸し出しが行われていたりしますが、こちらはそれよりもよく出来たハードとソフトで無料とは、この心意気が嬉しいです。図録の出来も最高です。うーん、これはもうお勧めです。1月13日まで。行くしかない。

ラベル: 展示
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home