2007/08/19

600回



この回でyass-blogも600回です。
blog用に借りているサーバが、またいっぱいとなりましたので、これをもってyass-blogはいったん一区切りです。
yass-blog2にしてからは、毎日書くという事は、忙しいのもあって出来ませんでした。自分の好きな事だけを書くというスタンスだけは崩さず、よくもまあこれだけ似たような事を何度も書いてますね...自分の事ながらあきれかえります。
もちろん、まだまだご紹介したいことはありますが、この頃は多少無理して書いていたのもあってか、写真のクオリティの低下やネタのマンネリ化などが目立っておりました。いまの形態は、これが限界なのでしょう。しかし、コレだけは言えますが、読んでくれる方々がいたからこそ書き続けられました。本当に感謝します。
...ということで、yass-blogは少しブランクをおきまして、再考したいと思います。また、今までとは違うテイストで、blogは復活させるつもりであります。HAL9000の観察も続けたいとは思っておりますので、何らかの形で近々皆様に提示出来ればと考えております。
今まで読んでくれていた皆様、本当にありがとうございました。新しいyass-blogが始まったおりには、またよろしくお願いします。

2007/08/18

ハリーポッターと不死鳥の騎士団



“ハリーポッターと不死鳥の騎士団”を見てきました。
もともとこういったファンタジー映画がとくに好きなわけではないので自分一人だと絶対に見ないのですが、うちの奥様に焚き付けられ、いつの間にか回を重ねて見続け、もう第5作目です。
個人的には、今のところハリーポッターは第3作目がいちばん完成度が高いと思っています。とにかくストーリーがよく練られていて面白かった。第4作目も、なかなかいろいろと見所満載でこれも面白かった。それらと比べるのはなんですが、今回はちょっと作品全体的に物足りなさを感じました。それは主演3人の絡みが少なかったからでしょうか。スリーリーがだんだんと重くなってきたからか、全体にくらい印象です。あとポッターくんの恋の行方も中途半端でいただけません。しかし映画を見る上でのもうひとつの注目どころは、主演のダニエル・ラドクリフくんとルパート・グリントくん、そしてエマ・ワトソンさんの実際の成長ぶりです。とくにラドクリフくんは、前作は衝撃のすね毛公開でしたが、今回は悪夢を見るシーンでみせる顎のひげ剃りあとでしょうか。肉体的にも、がっしりとしてきて、第1作目の時と見比べると、驚きの成長ぶりです。あとルパート・グリントくんは、体格もさることながら身長も伸びました。ラドクリフくんと並ぶと、相当でかい。いつの間にか、彼の背丈を抜いたようです。そしてエマ・ワトソンさんは、だんだんと綺麗になってきました。女性としての“品”が出てきたように思えるのですが、今回は活躍シーンが少なく残念です。ところで、やっとゲイリー・オールドマン演じるシリウス・ブラックが活躍するように見えたのですが...、これで終わり?! なのでしょうか。
第6作目に期待です。

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2007/08/16

デメキング 完結版


いましろたかしの作品は、随分以前に千葉ちゃんという主人公が出ている連作を読んでいましたが、その主人公は全く女性からはモテず、古くさくて、やるせな感や情けなさを、ただ刻々と描かれ、ストーリーにおちはなく、随分感動はしたものの、勝手にガロ系の作家の人か? ...と思い、一部のファンからしか受けない、超マイナー漫画家なのか...と勝手に思いこんでおりました。以来十数年...。
この度、いましろ氏の未完の傑作“デメキング”が復刊されたというので、興味本位で読んでみました。確かにこれは大傑作です。面白い。ちなみにタイトルのデメキングとは、怪獣の名前です。
1991年にビジネスジャンプ誌にて連載されるも、14話で打ち切られ、99年には単行本化されるも、いらい絶版状態となり、今回の復刊と相成ったようです。ところが今回の復刊には、2ページラストシーン(99年の単行本化の時も1ページ)が追加されているのですが、はてはてコレは必要なのかと思ってしまいました。この作品に関しては、今までいろいろと言われてきたのでしょう。巻末に作者インタビューが載っており、作者自身は、無理矢理にでもこれで終わらせたかったと推察されます。
ラスト3ページがない状態での未完の作品の方が、良いとは思うのですが、これが作者の意思なら仕方ないのでしょう。読む人は、覚悟して読むべし。
太田出版。1,200円。

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2007/08/15

レミーのおいしいレストラン



久しぶりに映画館で映画を見ました。“ハリーポッター5”を見ようと思ったのですが、暑さからか涼を求めて映画館に人が集まるようで、満席だったのであきらめ、代わりにPIXERの新作アニメーション“レミーのおいしいレストラン”を見てまいりました。
数あるPIXERの作品中でも屈指の名作“Mr.インクレディブル”の監督ブラッド・バード氏の作品なので、はなから期待はしておりました。だが期待以上の作品でした。面白かったです。
料理の才能があるネズミ“レミー”と、人間界のレストランでダメ主人公“リングイニくん”とで、料理を作ろうとするのですが...。荒唐無稽なストーリーながら、そのキャラクターの魅力と世界観の再現力、そしてなんといっても監督の演出力で、グイグイと作品の世界に引き込まれます。さりげなく男女の恋も取り入れたりと、小さい子供から大人まで幅広く見られます。レストランとネズミという、絶対に相容れない物をモチーフにお話しを見せる技には、舌を巻きます。どこかピリリと辛い演出が、ブラッド監督らしくて凄いです。また、リアルだけどリアルすぎない、デフォルメされたPIXERタッチのキャラクターたちは、本当に魅力的。昨今の反乱する米国産CGアニメとは、やはり違うPIXER作品。クォリティが高い。音楽も良かった。とにかく本当に楽しめました。ブラッド・バード監督の次回作が楽しみです。お勧め。

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2007/08/14

夏朝休息


朝から窓からの風景を見ていると、太陽光がビシシと照りつけ、もうもうと温度が上がっていくのが見えるようです。これが午前の日差しとは...。
本日も、もの凄く暑くなりそうですね...。なんか僕が子供の頃は、午前中ってもう少し涼しかったような気がします。朝早くはりきって起きて、ラジオ体操に行き、午前はまだそれほど温度が上がっていないから、早く宿題をやってしまいなさいと母親に言われ、お昼に素麺を食べ(僕は素麺があまり好きではなかった)、午後から友達とプールに行ったりして遊び、夕方にはテレ東あたりでやっているアニメの再放送を見て、そして夕飯を食べ、夜は近所で花火をし、寝る前にその日の絵日記をつけて、オヤスミナサイ...といった感じの夏休みを送っていたような気がします。ああ、夏休み。

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夏夜休憩



蒸し暑い夜が続き、毎日寝苦しい夜が続いております。我が家も例外ではなく、朝は暑さで一度6時頃に目が覚め、起きるとマラソンでもしてきたかのごとくどっちゃりと汗をかき、気絶するようにもう一度寝る毎日です。うーん、まいった。暑い。夏嫌い。
しかし、今日だけは違います。静かに空調がきいた都内某ホテル地上23階の部屋から眺める巨大都市東京の夜景は(これは昨年も書いた気がしますが...)、正にブレードランナーの世界です。下界では凄まじきネオン光のもと、途切れる事なく車と人が動いてます。そして夜のBGMは、やはりJAZZが似合います。ここぞとばかりにマイルスの“Kind of Blue”を流し、部屋の中を暗くして夜景を眺め、グラスを傾ける...。なーんて書いていると、なんか凄くキザですね。実際はそうではなく、汗だくで夜景を撮影してました。窓にへばりつくがごとく必死に撮影。長時間露光です。これがむずかしい。でも楽しい。いやはや楽しく疲れました。もう一泊ぐらいしたいなぁ...。

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2007/08/13

夏日休憩


ドカッと刺すような日の光が眩しい、極暑が毎日続きます。自分は念願の夏休み期間にやっと入りまして、都内某ホテルにてリフレッシュ休憩しております。
昨年は地上32階からでしたが、本年は地上23階であります。下界では凄まじき太陽光のコントラストのもと、人が蟻のようにウヨウヨと動き回る姿があり、それをジッと眺めていると、自分が現実から切り離されたかのような錯覚を覚えます。異様な密集度をほこる都会の街並は、俯瞰して見下ろすと圧巻です。無数のビルの屋上からは、巨大な空調の室外機が、ウンウンとうなりながら暑い空気を放出しているのが見て取れます。上を見上げると、夏の雲が空で列をなして並んでいる。下界の騒音もここには届かずとても静かで、音楽でも聴きながら読書するには最適です。夜景を眺めるのも楽しみです。

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2007/08/11

d long life design 16号


「ロングライフデザイン」を考えて生活しよう。...と表紙に掲げているおなじみD&DEPARTMENTが出している雑誌“d long life design ”の第16号が出ました。
そういえば前回15号をご紹介(07年6月29日blog参照)したときに載ってた、東京有楽町にある三信ビルですが、解体がとうとう始まってしまったようです。うーん、残念です...。
さて今号はなつかしのクーピーペンシルの表紙です。中身の記事も相変わらず充実していまね。地方の伝統工芸についての問題は、たしかに根が深いです。いたずらに東京の空気を注ぎ込むのは絶対にやめた方が良いけど、経営維持していくこともまた大変。D&DEPARTMENTが行っている活動は、本当に貴重で意味のある事だと思います。フムフムなるほどの580円。

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2007/08/09

日本男児


赤瀬川源平氏の新刊“日本男児”を読みました。
モノの見方(視点)をちょっと変えるだけで、今まで見えなかったものが見えてきて、突然世界が広がってくる。目からウロコが落ちるように、頭のウロコも落としてみましょう!...ということで書かれた連載エッセイが一冊となったモノなのですが、例によって氏の独特のユーモアと優しさに包まれた文章ではありましたが、取り上げているテーマは現代人にとっては切実なる問題ばかりでした。
自分も含め、見て見ないふりをして世の中を生きている我々にとって、この本を読んで、時にはその事について向き合って考えなければならないのではなかろうか。読んでいて、そんな風に思いました。子供に対する問題。現代におけるタバコのあり方について。女子高生の短すぎるスカートに、デジタル化における趣味の仕事化等々...。決してお説教本ではなく、氏も一緒に考えています。過激な解決法を遠慮がちに語っているのですが、どの意見も納得するものばかり。自由をはき違えて認識している我々にとっては、どれも考えねばならないことです。
文芸春秋。730円。

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2007/08/08

新型iMac発表



またもやプロダクトデザインの神髄を究めるかのごとく、緻密でシャープでクールなデザインのパーソナルコンピュータがアップルから登場です。新型iMacが、噂通り発表となりました。
基本デザインは既存のモノとは見た目がそう変わりませんが、本体の材質にアルミニウムとガラスが使用されています。画面の周りにブラックのフチが付き、全体が引き締まった感じがします。そしてなんといってもすっかりリニューアルされたキーボード。薄い。薄くてカッコイイ。コマンドキーにアップルマークが付いていないのはいかがなものかと思いますが、なんかもうプロダクトデザインのギリギリの線まできてますね...。発表写真を眺めているだけでも、あちこちに驚愕のデザインを伺わせるデイティールが見えてきます。むやみに外観をモデルチェンジするではなく、ベースデザインに改良を重ね、研ぎすまさしていくやり方は、ここ近年のアップル製品に顕著に見られ、この製品も例外ではなかったようです。量産品としてこれを発売するアップルという会社の凄さを、あらためて見せつけられる思いです。
ディスプレイの大きさは 20 インチと 24 インチの二種類で、17インチがなくなりましたが、このコンピュータを使う目的を考えると、たしかにもういらない画面の大きさかもしれません。
例によって、発表即販売ですので、アップルストアには本日から置いてあるのでしょう。とりあえず、我が家のキーボードが相当にガタが来ているので、これに変えたいなぁ。とにかくまず手に取って見てみようと思います。

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2007/08/06

PORGY AND BESS


ひさしぶりにマイルスを聴きました。
先日、運転しながらFMを聴いていたら、スピーカーから聴き慣れているけど、聴いた事がないトランペットのフレーズが流れてきました。マイルスだ。ラジオが紹介してくれたのは、ギル・エバンスとの共作である彼のアルバム“PORGY AND BESS”からの一曲でした。うーん、やっぱマイルス。良いです。いきなり心の奥底まで、トランペットの音色が染み渡りました。そんなわけで、このアルバムが猛烈に聴きたくなり、早速購入しました。5曲目のSUMMER TIME。数あるSUMMER TIMEの中でも、屈指の名演奏です。夏の夜に聴くマイルスのSUMMER TIMEは、とてもとても切ないです。切なくていい。
しかし、昔のJAZZアルバムって、今CD屋さんでは随分安く売られているもんです。このアルバムは、輸入版ですけど1,200円ほどでした。ふーむ。コルトレーンの“Blue Trane”なんか1,100円とか...。僕は、レコード世代ではないですけど、本当に音楽が手軽に聴ける時代ですよね。まあ、自分にとっては、良い音楽に巡り会った時は、1,200円どころの価値ではないんですが。

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2007/08/01

マタタビよ ホイ



猫であるHAL9000は、やはりマタタビが好きなようです。飼いはじめた頃は、ポーンとマタタビの木を投げてやると、一心不乱に飛びつくやいなや、ドタンバタンとマタタビの木を噛みまくり、気が違ったかのようでした。
しかしこの頃は優雅なものです。ご覧のように「はい、今日はいい子にしていたからマタタビの木をあげるわ」と差し出すと、「いつもすみませんね」とばかりに半立ち状態でホイと貰うようになりました。素直な心が、より良いコミュニケーションを生み、冷静な行動を生むのかもしれません。我々人間も、見習いたいものです。
よしよし。

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