2007/01/31

iPod shuffle color


アップルが突然にiPod shuffleのカラーバリエーションを発表です。ピンク・緑・青・オレンジの新色が登場で、シルバーとあわせて5色になりました。オレンジは今までにない色ですね。今回はブラックがありません。スペシャルなカラー、ブラックはぜひとも発売して頂きたいと思うのですが...。それにしてもアルミニウムの質感を生かした、とても綺麗な色ですね。しかしこのiPod shuffle、以前にも書きましたが(06年11月10日blog参照)プロダクト製品として本当に良く出来ていると思います。使い勝手の良さだけでなく、他社製品には無いオリジナリティ高いデザイン。お得意のカラバリで、ますます魅力溢れる製品となりました。今日から発売だそうです。

ラベル:

2007/01/30

Live in Belgium 1965


JAZZギターの名手ウエス・モンゴメリーをこの頃はよく聴いています。そんな中で、コアな音源をCD化してくれるGAMBIT RECORDSが、またしてもやってくれました。ウエス・モンゴメリーが1965年にヨーロッパへ行った際に行われた3回のライヴ録音が収められています。
一曲目にコルトレーンのImpressionsに始まり、Full Houseの演奏は圧巻ですし、Round Midnightなんかも入っていたり、さらにジョニー・グリフィンと共演している曲も最後に入っていたりと79分8秒間、たっぷりとウエスのギターを堪能出来ますよ。冬の夜にはJAZZギターの音色が耳に心地いい。これはお勧めの一枚です。

ラベル:

2007/01/29

機動旅団八福神 第5巻


福島聡の「機動旅団八福神」、第5巻が発売されたのでご紹介。
「人の死なない戦争」を目指す名取不二雄をはじめとする8人の物語。早連載も3年目に入って、今まで見えていなかった部分が少しづつわかってきました。月刊誌連載なので仕方ないのか、どうしても話の展開が遅く感じ、登場人物の書き分けがむずかしいところではありますが、やはり読んでいて続きの展開が非常に気になります。米国に捕らわれた半井亜矢は、はたしてどうなるのか...。次巻が早く読みたいです。エンターブレイン。651円。

ラベル:

2007/01/27

オリンパスSP-550


米国オリンパスで「SP-550 UltraZoom」というモデルが発表されました。
レンズ一体型デジタルカメラなんですが、形態はほぼ一眼レフですね...。でも名称からもお分かりの通り、Eシリーズではありません。ですがその性能には眼を見張る者があるようです。レンズは35mm判換算28-504mm、F2.8-4.5の光学18倍ズーム搭載。18倍は凄いなぁ。スーパーマクロモードがついて1cmまで寄れるとか。これまた凄いなぁ。CCDはシフト方式の手ブレ補正付きで710万画素。ISO感度が5000(!)まであります。これに「Dual Image Stabilization」と呼ぶブレ補正機能も備え、手ブレ、被写体ブレも軽減できるとか。またまた凄いなぁ。小ぶりでなかなか魅力的なフォルムでとても良さそうですが、やはりEシリーズの一眼デジカメで出してほしいところです。そして上記のレンズと機能を盛り込めば、鬼に金棒じゃないですか。
米国で2月発売予定。しかし米国人のあの巨大な手で、こんなちいさなカメラ扱えるのかな...。不思議です。

ラベル:

2007/01/26

ソフトバンク春モデル発表



“予想外”の会社ソフトバンクの携帯電話春モデルの発表がありました。
やはり薄型機種やワンセグ端末などが投入されるようです。だんだんと“予想内”の会社になってきましたが、気になるモデルも存在します。「812SH」というモデルは、印刷の色見本でおなじみの米国PANTONEが協力し、20色展開というカラーバリエーションを実現です。これだけカラバリを揃えるのは、コスト面で大変だと思いますが、消費者側としては色をチョイスする楽しみが広がるのでとても良いと思います。デザイン的には、全くもってつまらないですが...。


そして最も気になるのがサムスンの「708SC」。ご覧の通りシンプルなストレートデザイン端末で、カッコイイ。ボディが8.4mmと一昨日ご紹介した「Ultra Edition 10.9」よりもさらに2.5mmしてきました。薄けりゃいいのかとも思いますが、単純に見た目がクールで良いです。昔のエリクソンのデザインを彷彿させます。それに渋めのカラーが、凄く良い。サムスンのセンスを感じさせます。ボタンの操作感もしっかりしているらしく、使いやすそうです。



期待されていたiPhone関連については、まったく無し。つまらないです。孫社長は、jobsさんに刺激されたのか、黒のタートルネックで登場しただけに、何かを期待させましたが...。しかもぜんぜん似合っていないと思います。

ラベル:

2007/01/24

やっぱり心の旅だよ


福満しげゆきの4冊めの単行本「やっぱり心の旅だよ」が出たので、読みました。あまりの面白さに、吹き出してしまいました。
基本的には、過去に(作者が生活の為に)描いたエロ漫画と、相変わらずの“眼鏡ハゲおじさん”と“(作者自身がモデルであろう)ボク”が主人公の奇妙な短編が載っていたりします。とくにこの“眼鏡ハゲおじさん”が、見た目はダメな親父であるが、どこかしらかっこ良く感じるのは僕だけであろうか。“眼鏡ハゲおじさん”が出てくるお話は、どこか男の哀愁みたいなものを感じるのです。情けないけどカッコイイ。この路線で、もっと作品を描いてほしいところです。
そして、2ページの体験エロ漫画の下欄に載っていた、作者自身の解説が笑えました。毎回あとがきも面白く、それも楽しみな作品です。漫画からにじみ出る作者の謙虚なその姿勢が、地なのか、ボケなのか、計算なのか、確信犯なのかはわかりませんが、その情けなさぶりはとても共感を抱くので、これからもドシドシそのノリで漫画を描いてほしいと思います。万人にはとてもお勧め出来ない一冊。でもいい。

ラベル:

2007/01/23

サムスン Ultra Edition 10.9


サムスンというメーカーは、個人的にはあまり好きではないのですが、ベッカムさんが今CMで宣伝しているモトローラーの「MOTORAZR」などは、実はサムスンが元デザインをしていたりします。デザインに関しては、ある意味ソニーエリクソンは負けていますね...。もちろん日本だけの話で、ヨーロッパのソニエリ製品は、カッコいいのがたくさんラインナップされているのですが。
そして、そのサムスンがスライド式では世界最薄のUltra Edition 10.9を発表しました。その厚さなんと薄い10.9mm。320万画素カメラ、Bluetooth、内蔵80MBフラッシュメモリ、mp3 / 動画再生、映像出力機能、microSDスロットなどなど...。よくコレだけの厚さの中に、それだけのモノを詰め込めるなぁ。凄いです。そして何よりも肝心な事ですが、見た目が美しい。ぜひとも日本でも“予想外”の会社あたりに出して頂きたいモデルであります。期待。

ラベル:

2007/01/22

TOC屋上



今日は空の抜けがよく快晴だったので、会社の近くにある東京卸売りセンター、通称テーオーシー(TOC)の屋上に上がり、東京上空を眺める事にしました。屋上はもちろんいささか寒いけど、冬の空は空気が澄んでいるためとても青くて気持ちいいのです。TOCの屋上からは、天王洲アイルや東京タワー、六本木ヒルズや新宿副都心に池袋のサンシャイン60等までが見えるのです。なかなかの眺めで、ちょっとした穴場なのです。ただ柵が高いので、風景を眺めるのにちょっと邪魔ですね。そしてこの屋上のスペースは、OLさん達がお昼休みのバレーボールを何組も出来そうなほどの広さがあり(実際にやったら怒られると思いますし、今時昼休みにバレーをする人達がいるかは疑わしいですが...)、なんと打ちっぱなしのゴルフ練習場は実際にあるのです。サラリーマンが昼休みにちょっと練習を...という事を当て込んで作ったのでしょうか。であるならOLさん用のバレーボールコートや、今流行りのフットサル場なんか作ってもいいかもしれません。来ている人達は、タバコを一服しにきた人や、お弁当を食べにきた人などでした。でも、空が広いとやはり気持ちいいですね。明日も晴れると良いなぁ。

ラベル:

2007/01/21

柳宗理 生活のなかのデザイン



竹橋の国立近代美術館で行われてる「柳宗理 生活の中のデザイン」展をふらりと見てきましたのでご紹介しましょう。
家具や椅子、台所用品など、生活に密接したモノを数多くデザインしてきたマエストロ、柳宗理氏。代表作バタフライ・スツールやエレファント・スツールは、一度は目にした事があるかもしれません。おしゃれでカッコいい椅子です。でもこれは見た目のデザイン性が美しいだけではなく、両製品とも生産性のコストを最大限考慮されたデザインとなっているのです。



そして氏のデザインしてきたモノの多くは、やかんや鍋やフライパン、グラスやカラトリーなど、無名性が高いが生活に浸透しているモノに名作が多いようです。一見、何の変哲もない“やかん”。だが使ってみるとわかるその利便性。お湯が早く沸きやすいよう、少し高さを低くしている。自然に力が入るよう考え抜かれた取手等、一見しただけではわからない工夫が随所に盛り込まれています。そしてそれらの主張は極めて薄く、使い手はキズかないほど自然にデザインされているのです。
ガスや水道管によく使われている、バルブのハンドルデザインも氏のモノだったとは、今回はじめて知りました。



展示には、それらの氏がデザインしたモノが、ずらりと並べられていたのですが、全て展示品に手を触れてはいけないと書いてあるではないですか...。せめてスプーンなど、手に取って使うモノだけでも触れるようにしてほしかったです。眺めているだけでは、本当の柳デザインの良さは伝わらないのになぁ...。そこのところがちょっと残念です。まあ、これだけの数のモノをまとめて見れるのは良いと思いますが。



僕が一番好きな柳デザインは、何といっても東名高速道路東京料金所脇にある防音壁です。音を包み込むように大きく曲線を描いたその壁は、あまりに美しくかつ機能的であります。ここを車で通るたびに、チラチラと横向いて見ています。かっこいいなぁ。
興味のある人は、国立近代美術館へ。展示は3月4日まで。

ラベル:

2007/01/20

HAL9000伝 その30


昨日までの暖かさとはうって変わって、今日は大寒らしく冷え込んだ一日となりました。雨もシトシトと降ってくるので、どうせなら雪が降ってほしかったですね。そんな寒さからか、猫はこたつで丸くなるところですが、うちにはこたつはないため、僕のパソコンデスクのイスの上で丸くなるHAL9000であります。
部屋の中なので、それほど寒くはないはずですが、ちんまりと座り体勢でどいてくれません。いつもは僕が家にいるときは、落ち着かずドタバタと走り回っているのになぁ...。イスの上の座布団がそれほど温かいとも思えないけど。いずれにしろ、どいてくれませんかね...。

ラベル:

2007/01/19

ECOVER


寒いとは言いつつも、いつもの今の時期の寒さに比べればやはり暖かい今日この頃。気候を狂わせている我々人間の行いは、じわじわと自分達自身にはね返ってきているようです。もはや「地球にやさしい」などと悠長な事を言っている場合ではなく、むしろ「人に厳しい」行いをどんどん実行せねばならない状況にきていると思います。日常レベルでの行いを、一人ひとりが常に心がけないといけません。
...ということで、今回ご紹介するのがこれ“ECOVER”。1979年に創業、ベルギーの会社ECOVER社は、当初から環境を配慮した洗剤を作っております。石油系成分、着色料、人工香料、化学増粘剤等々、化学成分は一切使わず、100%植物油脂とミネラルをで出来ているため、肌に優しく、生活排水は100%自然に還る優れモノ。赤ちゃんの哺乳瓶等も安心して洗えます。
一般で売られている化学系成分が入った洗剤より、いささか値段が高くつきますが、使う量は少量で汚れがよく落ちるので、かえって経済的に安くつくと思います。何より、上記した我々の生きる環境を考えれば、これはもう必然でしょう。僕は、とりあえず台所洗剤を使ってみたのですが、他にも洗濯用洗剤や住まい用洗剤等多数ラインナップされていますよ。一家に一本、ドンとお勧めです。

ラベル:

2007/01/18

東京日和


写真家・荒木経惟の奥様、荒木陽子さんとの共著「東京日和」を読みました。
この本は、陽子さんの最後の連載エッセイが3回分が載っています。最後の文章が陽子さんが再入院の前のモノで、その後の1990年1月27日に陽子さんは亡くなられたそうです。エッセイ自体は、東京を二人が一日歩き回り、荒木氏が写真、陽子さんが文章という振り分けで作られた、素敵なフォトエッセイです。連載が3回分しかないため、残りは陽子さんが亡くなられた後の手書きの荒木氏の日記と写真で構成されています。この荒々しい字で殴り書きされた氏の日記を読み、猫のチロやバルコニーから見た写真等を見ていると、ものすごく切なくなりますね...。
97年には、この本を元に荒木氏役と監督を竹中直人、陽子さん役を中山美穂で映画化されているようです。しかし、竹中直人は好きだけど、ちょっとこの二人では見る気がしないなぁ...。あくまで陽子さんはドキュメントエッセイだし、荒木氏は私情写真主義の人なので、映画にすること自体どうかと思います。まあ映画自体を見ていないので、あくまで偏見ですが...。
この本を読むなら、前回ご紹介した(1月14日blog参照)「愛情生活」を読んでからがよいと思いますよ。筑摩書房。2,762円。

ラベル:

2007/01/17

コマーシャル・フォト


「コマーシャル・フォト」2月号を読んだのでご紹介。
この雑誌に関しては毎月購読しているわけではありませんで、読みたい特集がある時のみ読んでおります。1960年の創刊で、雑誌としてはもう47年目で、この厳しい雑誌戦争の中で生き残り今だに出版され続けているのは、一定の読者層を獲得しているからなのでしょうか。内容的には、写真・映像関連の記事が中心なのですが、この頃はそれほど専門色が弱まり、広告中心に紹介する記事が以前に比べ多くなったような気がするなぁ。内容的には、かなり「広告批評」とかぶるモノがありますね。僕的には、フォトグラファー等の、現場よりの記事がもっと読みたいのですが...。
今号は、表紙の写真に惹かれて買いました。このデジタルカメラ全盛時代に、銀塩カメラの良さを見直そうと、今年は6人のカメラマンが撮り下ろしているそうです。今回は、瀧本幹也氏。東京の夜空を撮ったモノで、表紙の右中央に光っているのは東京タワーです。タワー好きなので、表紙を見たときビビビときました。瀧本氏は今度東京タワーで個展をやるようなので、ぜひとも見に行きたいです。玄光社。1,300円。

ラベル:

2007/01/16

au & docomo 春モデル発表



auとドコモが、春モデルを発表しました。auの目玉は、なんといっても「au desing project」の第6弾のモデル「MEDIA SKIN」でしょう。つい先日、米国のニューヨーク近代美術館(MoMA)の収蔵品にも選定されました吉岡徳仁氏デザインの携帯電話。いやはや、これが製品化されるとは...。しかも今回、au陣はワンセグ携帯の嵐で、「MEDIA SKIN」もワンセグだそうです。いやはや待望の携帯がやっと登場です。あと、気になるところでは東芝のW52Tでしょうか。ワンセグ、デジタルラジオ、3インチWVGA液晶、Bluetooth、スライド式、FeliCa、1Gバイト内蔵メモリ、オートフォーカス(AF)+手ブレ補正機能付き324万画素カメラ等々...とにかく詰め込めるだけ詰め込んだ超ハイテク小型端末となっております。凄いですね...。あとのモデルは、全然そそられません。マンネリ携帯ばかりです。とくにソニエリW51Sには幻滅です。もうダメなのかソニエリは...。



対するdocomo勢は、やはりワンセグ狙いのソニエリ「SO903iTV」がおおいに気になります。“BRAVIAケータイ”と謳っておりますので、液晶画面に自信のほどがうかがえます。そしてこのモデルで感心するのは、自立出来るというところです。これをデザインするのは、なかなか難しいと思います。なんかソニエリは、docomoばかりに力を入れているような気がします...。もうひとつ気になるモデルは、三菱の「D800iDS」です。ダイヤルキー部分をタッチパネルディスプレイにした2画面携帯です。これはなかなかチャレンジングなデザインですね。実用化するというのは、凄いと思います。あとのモデルは、au同様全然そそられないモノばかりです。
いずれにしろ、早く手に取って見てみたいです。とくに「MEDIA SKIN」は楽しみです。さあ、次は“予想外”の会社にも頑張ってほしいところですが、はたして...。

ラベル:

2007/01/14

愛情生活


写真家・荒木経惟氏の本を何冊か読んだせいもあり、彼の亡くなった最愛の妻、荒木陽子さんの存在が、否が応でも大きくなります。スキャンダラスで情緒的な彼の写真を見ていると、当然、奥さんである陽子さんはこれをどう思っていたのか...、いやそもそも荒木氏の写真のモチーフでもある陽子さんは、どんな人なのかと疑問が沸きました。どんな夫婦だったのか。そこで読んだのがこの本『愛情生活』です。
この本は、85年に出版された陽子さんのエッセイを集めた「愛情生活」をもとに、増補・再構成したもので、97年に出版しなおしたモノ。ですので、彼女が亡くなられた後に出たモノです。
書かれている文章には、彼女のアッケラカンとした人柄がなかなかよく表されていて、非常に面白かったです。荒木氏と陽子さんの夫婦生活を読んでいると、なんだかとても理想的な夫婦振りだ。彼に対する陽子さんの想いが、ひしひしと読みやすい文章から伝わってきます。とくに旅好き、温泉好きなので、夫婦で旅行へ行った事を書いた旅日記が、何とも言えず良かったです。エッセイストとしては、陽子さんは一流だったのですね...。もっともっと陽子さんのエッセイが読みたくなります。返す返す亡くなられたのが残念です。
装丁も素晴らしく、何といっても表紙の写真が印象的です。いや、これは良い本だ。そしてよくわかりました。ご自分でも言っておられましたが、写真家・荒木経惟は陽子さんの存在があってだったという事が...。納得です。作品社。1,800円。

ラベル:

2007/01/13

HAL9000伝 その29



この頃はやはり冬なので夜は寒いからか、HAL9000がベッドの上にやってきます。仕方がないので、ベッド上の照明で撮影をしようという事になりました。なにせうす暗く光量が少ないので、動くとブレてしまいます。かといってフラッシュは使いたくないので、HAL9000にはジッとするよう指示。でもどうしてもジッとしていられないのか、キョロキョロと絶え間なく顔を動かし続けるのです。笑って笑ってと言っても、超緊張顔。なので、これじゃあ全然ダメだーと言ったら、しょげてしまいました。うーん、ごめんよHAL9000。そんなに落ち込むなよ。僕が言い過ぎた...。

ラベル:

2007/01/12

dictionary 113



真のフリーペーパーと呼べるのはコレしかないんじゃないでしょうか。無料という事だけではなく、その編集方針が、限りなくFreeだからとは、このblogでも再三ご紹介してきた通りです。そんなディクショナリーの113号を、鎌倉に行った際に、cafe vivement dimancheにコーヒーを飲みにいったら見つけたのです。奇しくもここは、僕がはじめて“dictionary”を手に入れた場所なのです。
調べましたら、98年の第61号でした。実に9年前となります。早いなぁ。cafe vivement dimancheも相変わらずの、おしゃれで楽しいカフェでした。ここのオリジナルコーヒードリッパーが、すごくいいんですよね。お店の方が、ドリッパーにお湯を注いでいるのが見えたんですが、もう芸術作品のように泡をプチプチとたてながらコーヒーを丹念にいれていたのを見て感動。また行きたいです。

ラベル:

2007/01/11

fallout


先日渋谷のタワーレコード内のJazzコーナーをウロチョロとうろつき回り、物色しておりましたとき見つけた一枚をご紹介。イギリスのギタリスト、テリー・スミスのソロアルバム“fall out”であります。これは、タワレコのバイヤーさんが強力に一押しするコーナーに置いてあった一枚なのです。ジャケットに思わず眼がいき、手に取って繁々と眺めながら視聴開始です。Big band編成による軽快な演奏で始まる一曲目。ちょっと自分の好みとは違うかな...と思いきや、テリー・スミスのギターが鳴りだすやビビビビビーン。決めました。
いや凄まじくクールなギターソロ。ウェス・モンゴメリーを彷彿させるなぁと思ったら、目の前に書いてあるタワレコ手書き解説に、テリー・スミスはウエスの演奏にかなり影響を受けているとの事。なるほどです。しかし本当に凄いギターソロプレイだなぁ。魂を感じます。
ジャケットの写真が面白い。どこかの廃墟で、ひとり物思いに耽りながら坦々とギターを弾くスミスさん。この写真が、中面やCDラベルにもフューチャーされていて、なかなか凝ったデザインで良いです。でもなぜ廃墟なのでしょう。それはきっとプレイヤーの孤独さを表現したかったのかもしれません。JAZZギター好きにお勧めの一枚です。

ラベル:

2007/01/10

iPhone、アップルTV登場



かねてから噂に上っておりました『iPhone』がようやく発表となりました。
米国サンフランシスコで行われているMacworld Conference & Expo 2007基調講演におきまして、 Jobs氏が発表しました。もう、噂が先行しすぎててファーストインパクトの感動は、いささか薄れてしまいますが、さすがはアップルです。携帯電話の概念を、基本から崩してきました。3.5インチのタッチセンサー内蔵液晶ディスプレイを搭載。OSをMacOS-Xを使用しておりますので、iTunesが使え、もちろんiPodとして、動画も音楽も再生可能。4GBモデルと8GBモデルの2種類。200万画素のデジタルカメラも内蔵しています。MacやWindowsとも同期できます。エトセトラ、エトセトラ...。これはもう、電話という名のマイクロMacですね。凄いなぁ...。
6月に北米で発売予定なので、ちょっと先ですね...。ましてや日本での発売は、“予想外”の会社に期待がかかるところですが、携帯業界の事情を考えると望み薄でしょうか...。この際電話機能はなくていいので、発売してほしいところです。
つづいて、これは昨年予告済みの『アップルTV』も発表です。無線LAN内蔵で、こいつでパソコン内の動画コンテンツが、自宅のTVで見られるというモノ。こちらは来月発売予定。
そして、アップルコンピュータ社は、社名変更も発表しました。コンピュータがとれて、ただの“アップル”となるそうです。 Jobs氏のシンプル思想が、会社名をもシンプルにさせたのでしょうか。ますます眼が離せません。

ラベル:

2007/01/08

銀河鉄道の夜


ますむらひろし版の『グスコーブドリの伝記』を読み(07年1月5日blog参照)、勢いに乗って『銀河鉄道の夜』も読んでみました。言わずとしれた、皆さんご存知宮沢賢治の代表作を漫画化したものです。もちろん、ますむらひろし氏が描かれているので、キャラクターは猫なのです。
この本には二本の『銀河鉄道の夜』が収録されています。一本目は、いわゆる最終稿とされている第4次稿版の『銀河鉄道の夜』を漫画化したもの。『銀河鉄道の夜』自体は、未発表作品であり、宮沢賢治による幾たびにもわたる推敲が何年にもわたり繰り返されていた作品なので、完成版が存在しない作品なのです。したがって、現在流通しているモノでは、この第4次稿版が最も知れ渡っているモノのようです。
冒頭三章分が書き加えられ、ラスト、ジョバンニがカムパネルラの死を知るところが、第4次稿の今までと大きく違う点です。ところが、ますむらひろし氏は、それ以前の初期形に多大に心を打たれていたようで、第4次稿版の漫画を描いた2年後に、この『銀河鉄道の夜』(ブルカニロ博士篇)を描いているのであります。こちらは、物語のラストに出てくる黒い帽子の大人=ブルカニロ博士=宮沢賢治の、人の生き方について語る重要なシーンがあるからなのです。確かに、このシーンは子供にとっては重い(わからない?)でありましょうが、大人になった自分が今読むと、胸にずしりとくい込むメッセージが述べられております。賢治凄すぎます...。
『銀河鉄道の夜』は未完成作品ではありますが、永遠の名作であるしょう。扶桑社文庫。524円。

ラベル:

2007/01/07

Jazz Today


フリーペーパー数あれど、手に取り読んでいるモノは限られてます。ご紹介する『Jazz Today』は、タイトル通りJazzについての情報誌でありますが、何といってもこの表紙であります。イラストレーター・タジマヤスタカさんが毎回、ジャズミュージシャンをデフォルメし、表紙に描いているのです。この何とも言えない愛くるしいキャラクターのタッチに魅かれ、思わず店頭で、この冊子を手に取らせるのです。
今回の号は、ウィントン・マルサリスのサンタ仕様です。先月発行されたものなので、ご紹介のタイミングが遅れましたのはご勘弁です。中ページにも、『タジマ音楽堂』という連載があり、毎回3枚のアルバムが、タジマジャケットと共に紹介されています。タジマさんのイラストは、Jazzに対する愛を感じますね。ぜひとも、歴代のイラストを、Jazz画集として一冊にまとめてほしいですね。
その他の記事として、ミュージシャンのインタビューやライブ批評、アルバム紹介やコラムなどの情報が満載です。『Jazz Today』は毎月20日頃、全国のCDショップで配布されているようですので、ご興味ある方はぜひご一読を。人気があるようなので、手に入れたい方は早めにお店へ行く事をお勧めします。

ラベル:

2007/01/06

大仏





鎌倉へ妻と小旅行へ行ってきました。僕の目的は何と言っても“ 大仏”。あこがれの鎌倉の大仏を見に行く事です。
全高11.31メートル。1252年頃建造が始められるが、完成年ははっきりとしていません。もともとは大仏殿という、奈良の大仏のように屋根のある建物があったようなのですが、幾度も起こる台風や津波により倒壊し、現在のように野ざらし状態となったようです。うーむ、さすがに海風や雨に打たれているので、表面の腐食が激しく見えますが、このままの保存状態で良いのかと首を傾げます。しかし、門から入って、唐突にこのスケールの像が青空のもとドカンと鎮座している様は圧巻ですね...。



像の中に20円払えば入れるのですが、ここでひとつ気がついたのですが、入り口はあるけど出口が見当たらないのです。大仏の中に入った人達はどこに行ってしまったのだろう...。??? ...という事で中には入りませんでした。
大仏の背中には窓がついており、ご覧のように開けられた状態となっておりました。こうして見ると、モビルスーツ “ ダイブツ ”という感じがします。重量感を感じます。でかいなぁ。



大仏が置かれている裏には、小さな中庭のような空間があるのですが、そこにはリス達が住んでいるのです。リスは、慣れているのか人が寄っても隠れません。すばしっこく、絶えずシュッシュッと動いております。バリバリ、何かの実を食っていました。そんなにカワイイとは思えませんでしたね...。よく見ると憎たらしい。でも、何だかここはとても“平和”を感じる空間でした。



お土産はもちろんミニチュアの大仏です。これしかないでしょう。ダイキャスト製でずしり重いです。ペーパーウェイトなどに使えます。色も2色あり、メタルグレーとゴールドがあります。サイズもいくつか揃っていまして、安くてお手頃なので、ぜひとも買う事をお勧めします。

ラベル:

2007/01/05

グスコーブドリの伝記


宮沢賢治の作品は、20年近く前に主だった作品を読み、強烈なパンチを喰らったほどのショックを受けました。代表作「銀河鉄道の夜」や「風の又三郎」などの作品も良いのですが、とくにこの「グスコーブドリの伝記」という作品には、激しく打ちのめされた覚えがあります。なんて想像力に富んで面白く、そしてそのメッセージが深いのだろうと...。そんな彼の作品ですが、これらの作品をヴィジュアル化するのはとても困難な事であると思います。なぜなら彼の作品は、あまりにもその独創的な表現により、活字を追って頭の中で想像を巡らせ読む事が最適であるからだと思います。そう、逆を言えば安易に彼の作品をヴィジュアル化してはいけない。しかし数少ない例外が、ますむらひろし氏でありましょう。猫と人が共存する代表作「アタゴオル物語」を描いてきたその作品に、賢治に対する想いが見てとれます。そんな彼が20年程前に宮沢賢治の作品をいくつか漫画化しており、その中の「グスコーブドリの伝記」を収録した文庫本であります。ふと新宿の本屋さんで見つけ、購入し読んでみました。うーん、これは永遠の名作です。もう何も言いません。宮沢賢治の作品が好きな方、そして猫好きのあなた、読むしかありません。扶桑社文庫。550円。

ラベル:

2007/01/02

第35回 人形改造コンテスト



毎年おなじみの、タミヤの人形改造コンテストの入賞作品が発表されました。年末に発表されていたのですが、ご紹介が遅れました。
今年の金賞は韓国ドラマをモチーフにした3連作で、谷 正人さんの「宮廷女官チャングムの誓い」であります。うむを言わせぬ見事な出来映えに、息をのみます。凄いですね...。続いて、銀賞は奥山 潔の「モナ・リザ」です。これまた凄いですね...。そして銅賞は辻村 聡志さんの「風の谷のナウシカ」他2作品です。これまたまた凄いですね...。以下か作の方々も、素晴らしい作品が揃っています。皆さん凄いなぁ...。



これは全て1/35スケールタミヤMMシリーズの兵士フィギュアを元に改造して作ってあるんです。写真で見るとスケール感がわかりにくいですが、実物を見ると本当に小さく緻密に作り込まれていて、びっくりしますよ。入賞作品は、タミヤモデラーズギャラリーやホビーショーなどのイベント会場で展示されるそうなので、機会があればぜひ見に行きたいと思います。惜しむらくは、毎年発行されていた作品集が、一昨年あたりから発行されていないようなので、ぜひともまた出して頂きたいです。少々高くても買いますので、タミヤさんぜひ。

ラベル:

2007/01/01

HAL9000伝 その28


猫にXマスもお正月も関係ありません。いつものごとく暮らすHAL9000です。僕の寝床を占領しています。どうやら僕の掛け布団の上が心地よいみたいです。占領地を奪い返すため、僕はカメラを持って歩伏前進で近寄ってみました。むむむ。ハッ。見つかりました。こっちへ来るんじゃねぇと目で語るHAL9000でありました。返せよ。

ラベル:

2007年



新年あけましておめでとうございます。

いつものごとく近所の池上本門寺へ、妻と初詣に行ってきました。12時過ぎてすぐに行ったので、ご覧のように人がいっぱいです。境内のそばへ来るほど道が狭くなってくるので、まさに便秘の腸内様態。我々は皆、便秘でなかなか出て来れない排泄物なのです。階段まで差し掛かればもう少しです。うーん、うーん、がんばれ。もう少しだ。ドカーンと放出され、ふーっ、すっきり。お賽銭を投げてお祈りです。これで、“ 運 ” がつくと良いのですが...。
それから、これもいつものごとくの “ たこやき ” を食べました。ソースなどのカケモノはセルフサービスでした。しかも青のりでなく焼き海苔でした。うーん...、500円。

本年もよろしくお願い致します。

ラベル: