2006/08/30

ランボルギーニ


世界の京商がまたしても食玩シリーズを出してくれました。シリーズ第12弾は、その名を聞いて車好きは心震えるあの“ランボルギーニ”であります。世界に自動車メーカーは数あれど、スーパーマシンだけを生産している特異なメーカーは、フェラーリとこのランボルギーニぐらいではなかろうか。ミウラ、イオタ、カウンタック、ディアブロ、ムルシエゴ、等々...その美しいデザインのマシン達を1/64スケールで克明に再現している。ボディはダイキャストメタル製でずしりと重い。ライト類別パーツは当たり前。車種ごとに違うタイヤの溝も正確に再現。エンブレムもマークや文字が読める程、細かく作られている。コックピットなど見えにくい部分であるのに、細かく作り込まれている...。そして特筆すべきはサイドミラーも再現している点です。通常、サイドミラーのような突起している部分は、組み立てる上でとくに手間がかかる為、コストは一気に跳ね上がる...。このスケールだと通常省略される部分だ。何度も言いますが、これはミニカーショップで売られている2,000円以上するミニカーではない。食玩なのであります...!!! このようなものをコンビニで売るということを実現している事自体が驚異的だ。これは褒め言葉でありますが、もはやあきれかえる程の狂喜がやどった商品である。恐るべし世界の京商。自社のホームページでは完売の告知が出ていました。サークルKとサンクス限定の販売なのですが、もしまだ売っているのを見かけたなら、迷う事は無い。即断購入すべーし!!! 399円で男のロマンが買えるのです。

2006/08/29

僕らのマイケル情報4


ポォー! 僕らのマイケルのお屋敷でおなじみの「ネバーランド」で、なんと火事があったみたいだ。アォ! 火事が起こったのは今月の25日。なんでも敷地内のやぶを16ヘクタール焼けたとの事だ。幸い負傷者はいないらしい。ここにはマイケルの動物友達がいっぱいいるからね。良かったですね。一事は火が住宅の建物から800メートルの地点まで近づいたとか。フゥー! 地元の消防によれば、この火事で約100人の消防士が出動して、消火作業に当たったそうです。火事の原因は、まだわかっていないみたいだ。主である僕らのマイケルは、前にも書いた通り、中東のバーレーンのお友達の家にいまだに滞在しているみたいです。うーん、そろそろ新作アルバムの為に、動き出してもいい頃なんじゃないのかなぁ。ッチャク!

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au秋冬モデル発表


auが秋冬モデルを発表しました。...がしかし、期待は大きく裏切られるモデルだらけの発表でした。噂サイトで画像が流出していたソニエリのクールでスペイシーなデザインのワンセグ携帯は、全てガセだったのですね...。ガーン。まるでリンゴの会社が携帯を作ったらこうなるかのようなモノだっただけに、ガックリです。でも、まあよくあんな手の込んだニセモノ画像を作るもんですね...。あきれるやら、感心するやらです。さて実際のソニエリ携帯は、2.7インチ液晶搭載で、背面に12灯のLEDをあしらった“あかり”が特徴だそうです。うーむ...。まあシンプルな携帯ですが、ソニエリらしさは、やはり欠けています。コレでは別にT社の携帯といってもわからないぐらい、ソニエリの個性が足りないと思います。あれだけ噂に出ていたワンセグも無い...。そう思うと、ガセネタの画像のモデルは、本当に魅力あるモデルでした...。その他のモデルについては、とくだん書く事はないので割あいです。あ、ひとつデザイナーズ携帯が登場していますが、詳細がまだ発表されていません。「DRAPE」というモデルなのですが...。でもやはり魅力感じず。auのEZなんとかサービスは、新たなのが山ほど始まるようです。そんなサービスはいらない。クールで丈夫でシンプルでカッコ良い携帯を出して欲しいだけなのです。

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2006/08/27

MUSIC


2001年アルバム「point」発売以来、5年ぶりとなるCornelius(小山田圭吾)のシングル盤が発売されました。今月と来月の2ヶ月連続リリースの第一弾「MUSIC」です。今回はどんな音を聴かせてくれるのか、楽しみにしておりました。4曲入りで、後半2曲はかなり実験的な作品で、まあ彼らしいと言えば彼らしいユーモアあふれるサウンドです。冒頭の「MUSIC」は、前作「point」の延長にあるような音づくりで、かなり凝ったもの。そして、相も変わらず少ない言葉で不思議な歌詞です。2曲目の「Gum」はボーダフォンのCMで使用されている曲だそうで、激しいギターサウンドの応酬と、さらに言葉少ないヘンテコな曲で面白いです。ジャケットも、かつてのモノと比べると控えめではありますが、これまた不思議なデザイン。おそらく、中目黒にある自分のプライベートスタジオをモチーフにしていると思うのですが、360度ぐるりと繋がったパノラマ写真ジャケット。いかにも意味深で、だけど意味がよくわからないところがCorneliusらしいです。来月の第二弾シングルも楽しみですね。10月にはアルバムも発売予定。

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Quiet Comfort3



BOSE からノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドホン「Quiet Comfort3」が発売されるそうです。前作Quiet Comfort2との違いは、インナーイヤータイプではなく、耳に乗せるオンイヤータイプにし、さらに小型化したとのことです。Quiet Comfort2は、Apple Storeに行ったときiPodの視聴用で置いてあるので、聞いてみることがあります。このノイズキャンセリング機能というのは、イヤーカップ内に侵入してくる全ての音を内蔵の小型マイクでモニターし、再生音と比較して騒音を識別し、その音と逆位相の音波を送り出すことで音響的に騒音を打ち消すのです。よって、決して無音状態になるわけではなく、かすかに周りの音は耳に入ってくるのです。このヘッドホンをつけ、スイッチをオンにすると、普段たくさんのいろいろな雑音が聴こえているのを認識させられます。聴こえているけど、意識をしていないだけなんだなぁ...と。そうすることにより、音楽がよりクリアに聴こえるという仕組み。うーん、こいつは優れものです。電源は充電式の専用リチウム電池を採用で、2時間ほどのフル充電で約20時間の連続使用が可能とか。重さもバッテリーを含めてもわずか150グラム。クールでシンプルなデザインでカッコいいじゃないですか。気になるお値段は、強気の47,250円。10月2日発売。

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2006/08/26

さらば冥王星


国際天文学連合は「惑星」の新定義を発表した。冥王星は惑星ではなく、「矮惑星」と定義されることになったそうで、子供の頃から覚えさせられた、水金地火木土天海冥の「冥」が無くなる事と相成りました。うーむ、何だか複雑な心境...。冥王星と言えば、最後の地球防衛艦隊が冥王星付近でガミラス宇宙艦隊との交戦により壊滅したところ。これにより人類生存の希望は完全に潰えたかに見えた。放射能汚染の進行による全人類の絶滅まであと1年、最後の希望をヤマトに託すのであった...。今、人類未踏の14万8千光年の旅に出るのであった...とあるように、SF関連の中でも、冥王星はたびたび重要な役割を果たしている。今更、惑星ではないって言ったって...それは天文学・科学的観点から見た場合でしょう。文学的観点、ひいてはSF的観点でいうと、外すとは有り得ないのではなかろうか...。国際天文学連合は石頭ばかりですね...。まあ、星自体が無くなったわけではないので、SF界では無視すれば良いと思うのですが、そうもいかないかな...。残念です。

2006/08/24

EOS Kiss Digital X


一眼デジカメ戦国時代であります。ますます戦いの火の手がゴウゴウと、あちこちで燃え上がりつつある状況です。ソニー、パナソニックの参入により、かつてないほどいま一眼レフデジタルカメラの開発競争が各社激化しています。キャノンからエントリーモデルとして“EOS Kiss Digital X”が発表されました。エントリーとはいっても、もはやこのクラスは1,000万画素が当たり前なのか。高精度9点測距AFをはじめ、約3コマ/秒、高精細・広視野角の2.5型・約23万画素液晶モニター搭載、超音波振動によりローパスフィルターに付着したゴミを振るい落とすセルフクリーニングセンサーユニット搭載等...、これでエントリーモデルなのかという充実振りです。色も2種類、シルバーとブラック。私見ですが、カメラはやっぱりブラックだと思います。9月8日発売予定との事ですが、その一週間前の9月1日はニコンがD80の発売日。ガチンコ対決であります。うーん、そんなにも売れるのか一眼デジカメは...!? 写真を撮る人がそれだけ増えているということになると思いますが、そうなのかな...。一眼デジカメに取り組むということは、同時にパソコンをも取り組まねばなりません。世の中、そんなにみんなバイタリティーを持って写真に挑む事が出来るのだろうか。一時的なブームに終わらなければ良いのですが...。

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ソニエリ Z610


ソニーエリクソンから「Z610」というモデルが発表されました。携帯を使用中しか見えない「マジックミラー」ディスプレイを搭載しているそうです。そしてご覧の通りのツルピカ鏡面仕上げ。見た目は美しい仕上がりです。まあiPod同様、鏡面仕上げは指紋がベタベタつくのでしょうけど...。あと、2メガカメラを搭載し、「Picture Blog」ソフトを使って写真を簡単にブログに掲載できるとか。ラスターブラック、ローズピンク、エアリーブルーの3色をラインナップ。第3四半期中に一部市場で提供開始されるモデルという事ですが、それってどういうことなのでしょうか。限定品ってことなのかな。もったいつけた、よくわからない発表です。それほどそそられませんが...。来週はauの新型端末の発表があるようなので、そちらにも注目です。

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2006/08/23

ビートルズ大学


僕がビートルズを真剣に聴くようになったのが、たしか1987年のオリジナルアルバムがCD化された時からです。その時は、自分にとって何か本当に特別な物を発見した感じでした。以来早18年、再三に渡ってアルバムを聴き、聴くたびに新しい何かを感じ続けるのであります。当然、世の中に数多く出ているビートルズ本も、たくさん読んできました。もうビートルズに関しては、書き尽くされているのでないかと思うぐらい、本が出ていますよね...。しかしこの「ビートルズ大学」は、数あるビートルズ本とは違う観点で書かれてあります。そうこれは大学の授業なのです。研究テーマを深く追求し、学んでいくのです。これが滅法面白い。眼から鱗ものの授業です。あっと驚く新発見・新学説がたくさん書かれています。どんなにビートルズ好きな人でも、楽しめると思います。とくに今年はビートルズ来日40年ということで、そこかしことまた盛り上がっています。ジョンにシェーのポーズをやらせたり、偶然フール・オン・ザ・ヒルのレコーディング現場に居合わせたりした星加ルミ子名誉教授を迎えての授業が、とくに興味深かったです。なにげに表紙の写真の4人が、この本も読んでいたりと、著者である宮永正隆氏のユーモアセンスも抜群です。何よりビートルズに対する愛であふれています。All You Needs is Loveです。一家に一冊お勧めの本であります。アスペクトから。1,575円。

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2006/08/21

シアワセ行進曲


先日の「安彦良和原画展」を見に行った帰り、久しぶりに吉祥寺へ寄りました。そこで「バサラブックス」なる奇妙でファンキーな本屋さんを見つけ、フラリと入ってみて見つけた本がこれでした。山川直人氏の「シアワセ行進曲」です。自主出版本なので、一般の書店では当然手に入れられず、その存在は氏のホームページを見て知っていたのですが、絶版となっておりました。見つけた時は、やっと読める...! と思わずニンマリです。売れない漫画家・幹太と、喫茶店でアルバイトしている絵美ちゃんとの同棲物語。山川氏の描く女の子は、他の作品でもそうですが、ものすごくかわいいです。これは見た目がかわいいという事ではなく、そのキャラクター(性格)がです。男ならば、ぎゅーっと抱きしめてあげたくなるほどかわいい子です。これ女性から見るとどうなのかなぁ...。いや、根がとてもやさしい子なので、女性にも好かれるタイプだと思います。そんな絵美ちゃんを彼女に持つ主人公・幹太は、幸せ者です。貧乏だけど...。しかし、この話は主人公が漫画家なので、やはり山川氏自身がモデルなのでしょうか。...だとすると、著者の奥さんが絵美ちゃんのモデルなのでしょうか。もともとこの作品は、出版社から単行本としても出ていたようですが、絶版となってしまったようです。でもファンの要望か、著者自身がこの作品に思い入れがあるからか、自主出版としてこうして出してくれたので、読む事が出来ました。他の絶版となっている作品も、ぜひとも出してほしいです。本当は出版社が出してくれるのが、一番良いのでしょうが...。

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2006/08/20

別冊カドカワ NIGO®特集


別冊カドカワから、あの 「A BATHIG APE®」のNIGO®氏の特集号が出てまして、中身をパラパラと見たら面白そうだったので購入して読んでみました。APEと言えば今や日本だけでなく、世界のサブカルファッションに影響を与える存在となりました。ファッションだけではなく、音楽やヘアカット、カフェやTV等様々なジャンルを手がけて今だその世界を広げつつあります。そんなAPEのプロデューサーであるNIGO®氏の人物像にせまる内容で、本人へのインタビューから、その生い立ち、彼に関わる人達へのインタビューを通して、彼のアーティスト性、世界観を多角的に紐解いて、NIGO®=BAPE®の魅力とは何かに迫っています。読んでみて少しわかったのが、APEのクールだけど派手なテイストは、やはりNIGO®氏のキャラクターそのものである点です。「A BATHIG APE®」をはじめて13年目になるそうですが、これからどのような方向に進んでいくのでしょうか。興味はつきません。付録としてBABY MILO®のパンチングドールが付いていました。この遊び心もさすがです。

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2006/08/19

安彦良和原画展


「安彦良和原画展」に行ってきました。安彦良和氏といえば、言わずとしれたガンダムのキャラクターデザイナー、そして現漫画家の、あの安彦良和氏です。彼の原画が見れるとあって、このくそ暑いさなか、八王子まで行ってきました。八王子夢美術館というところで開催されているのですが...遠いっ! はっきり言って遠すぎる。なんで八王子なのだ...と考えつつも気を取り直して館内に入り、原画をじっくり拝見。あの見慣れていた劇場版ガンダムのポスター等の原画が目の前で見れるのですが、とにかく驚いたのは、想像していたよりも原画の大きさが小さかった事です。えっ...! この絵ってこんなに小さかったの...って感じ。筆のタッチ等も事細かに見れていやはや感動しました。とにかく安彦氏は絵がものすごくうまいのを再認識しました。しかも近作になるほど、タッチがどんどん緻密になっていきます。うーん、凄い...。数々のポスターの原画の他にも、漫画の生原稿やネームなどまで展示されています。ライディーン、ガンダム、クラッシャージョウやダーティーペア、巨人ゴーグ、ヴィナス戦記、アリオン等、とてもなつかしく思ったと共に、氏の多作振りにも驚かされます。漫画もアリオンから虹色のトロツキー他、現在連載中のガンダムオリジンまで、迫力ある原画がズラリ。こんなにたくさん作品を描いていたとは...。面相筆で描かれる独特のタッチは、他に例をみません。うーん、これはなかなか見応えあり。安彦良和氏ほどの人なので、たくさんの人に見ていただきたいゆえ、やはりもう少し都内近郊でやって頂きたかったです。とにかくぜひぜひ見に行く事をお勧めします。この人は、宮崎駿氏と並ぶほどのキャリアと実力の持ち主なので、これを機会にたくさんの人に知ってもらいたいですね。展示会場でしか手に入らない図録も素晴らしい出来です。9月18日まで。

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走れメロス


ここのところ太宰治づいておりまして、「走れメロス」も読んでみました。表題作は教科書に取り上げられていておなじみですが、僕は何年ぶりこの作品を読んだのだろうか...。しかも真剣に。この作品は、著者の中期の短編作品を集めたもので、走れメロスはその中の一編にすぎません。こうしてあらためて読んでみて思うのは、一見この作品は美しい友情をテーマに描かれているが、その反面、人に対する信頼への失墜、嫉妬、不安を逆説的に描いているのではないでしょうか。それをあえてギリシャの昔話をモチーフにして、読者に対しうまくオブラートで包み、著者の人間に対する捉え方を訴えるという手法を用いてる気がしてなりません。この作品が教科書で使われている事を太宰がもし知ったなら、鼻で笑うでしょうね...。いや狙い通りと言うべきか。この表題作の他も傑作が多く、「駆込み訴え」という作品は、キリスト教のユダの独白形式で、ユダが裏切る時の状況の話なのですが、これが滅法面白かったです。これを熱心なキリスト教信者が読んだらどう思うのかなぁ。もう「ダ・ヴィンチ・コード」も眼じゃないぐらい、相当お怒りになるのではないでしょうか。でも人間とはこういう生き物ですよね。あと「富嶽百景」や「東京八景」、「帰去来」に「故郷」と自伝的作品が多く、太宰が改心した時期の話で、とても興味深かい話ばかり。太宰お得意の女性の告白形式の短編「女生徒」も面白かった。ゆれる少女の心を、せつせつと描いています。うーん、これはもうお勧めです。新潮文庫。400円。

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2006/08/18

HAL9000 in Summer


暑い...! いやはや毎日暑い日が続いております。じーっと座っていても、胸から腹から背中から、汗がダラリダラリと流れてきます。こうもモワモワと暑い日が続くと、人間でなくてもへばってくるのでしょうか。HAL9000もご覧のように夏バテで、床のなるべく冷たい部分で寝る始末。でも、猫は汗をかかないのでしょうか。HAL9000を見ていても、汗をかいている様子はないし...。だいたい全身にあれだけ毛が生えているのですから、ただせさえ暑そうなのに...。体温調節のメカニズムは、いったいどうなっているのでしょうか。犬は鼻の頭を濡らして、ハッハッと舌を出して体温を整えているというのを何かで読んだ覚えがありますが、HAL9000は舌なんか出してないしなぁ。出すとしたら、ベロベロと毛繕いをするためだし。うーん、不思議です。いずれにしろ、汗をかかなくても暑い事には変わりありません。でも気がつけば8月も半ばを過ぎました。今からはもう残暑です。...というわけで、残暑お見舞い申し上げます。

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2006/08/17

愛...しりそめし頃に... 第7巻


藤子不二雄Aの漫画「まんが道」は、随分前に読みまして、これを読んでいると自分もモリモリと何か創作したくなりました。影響を受けやすいのかな...。この作品は、漫画家のバイブルのような存在だったのではないでしょうか。下書きにペン入れをする時の擬音“カリカリカリカリ...”は、この作品がパイオニアだと思います。そんなまんが道の続編、主人公満賀道夫とトキワ荘に集う若き巨匠たちの青春群像を描いているのがこの「愛...しりそめし頃に...」であります。隔月連載なので、単行本が出るのもスローペースなのですが、現在も連載中なのです。もう8年ぐらい連載してます。単行本には巻末に、毎回付録がついており、今回は当時の漫画「ふくろう男」の再録です。甘酸っぱい恋の話や、アニメーションとの出会い、当時まだめずらしいテレビを二人が買ってしまう話等、戦後の漫画界の歴史書として読んでも面白いです。しかし藤子不二雄A先生はご高齢なのに、今だに漫画を描いていらっしゃるのには驚かされます。いつ引退してもおかしくないです。しかしこの作品だけは、なんとか最後まで描ききって欲しいです。

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2006/08/16

LAURETANA



なんだか曇ったりドぴーカンに晴れたり雨が降ったりと、いまいちはっきりしない天気が続いております。でも、そんなことに関係なく毎日蒸し暑いですね。暑いと喉が渇く。渇けば水が飲みたくなるという事で、やっと探し当てたフランスのお水『ローレターナ』をご紹介。六本木で見つけました。この 750ml のガラスのボトルは、イタリアのデザイン会社“ピニンファリーナ”によってデザインされたもの。ピニンファリーナといえばフェラーリのデザインが有名ですが、その他にもシステムキッチンやゴルフクラブ、時計、列車等々いろんなモノを手がけているデザイン集団であります。さすがピニンファリーナがデザインしただけあって、このボトルもそこらのモノとちょっと違います。ご覧のように、ボトルの上部の方がわずかに膨らんでおり、手に取った時滑り落ちにくいようなフォルムとなっています。見た目はもの凄くシンプルで、やさしくカッコイイ。中に入っている水もはっきりと見えます。それだけ中身の水にも自信があるのでしょう。水は極軟水で、我々日本人にも飲みやすいです。ボトルの下部には、ピニンファリーナのロゴも刻印されています。捨てるのが惜しいので、ブリタでろ過した水をこれに入れて飲んでいます。瓶だと不思議にお水も数倍おいしく感じます。まさにピニンファリーナマジック。これがデザインというものでしょう。ただひとつの難点は重いことでしょうか。持って帰るのに、苦労しました...。

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2006/08/14

アンドロイドは電気羊の夢を見るか


地上32階から見る東京は、ブレードランナーの世界でした。いや逆ですか...。ブレランは、監督のリドリースコットが、夜の首都高を走っているとき見た風景が、イメージの素になったとか。いや凄い風景だなぁ。都庁も夜見るとサイバーなイメージでカッコいいです。あとはスピナーが空中をブンブン走り回ってくれれば、かなり雰囲気が出ますね。そういえばブレードランナーはここしばらく見ていなかったので、DVDで久しぶりに見ようかな。この映画はいろいろな謎が多く、制作時の逸話も多く、いろんな角度から楽しめる映画なんです。とくに印象的なのはやはりあのうどん屋のシーン。じいさんの「二つで充分ですよ〜」というセリフが、いまだに耳について離れません。スピナーやブラスター等のメカデザインが秀逸で、デザイナー、シド・ミードさん全盛の時でした。ヴァンゲリスの音楽も印象的で、サントラ持ってたな...などと、この夜景を見ていたら思い出しました。そういえば今日東京では停電が起こったのですが、ここは影響がなかったのでしょうか。

12色物語


以前から探していた坂口尚の「12色物語」を渋谷の書店で見つけたので、購入して読みました。雑誌「COM」に掲載された1980年当時の短編作品集で、一編ごとにイメージカラーを決め、それぞれの物語において色を表現するという試みをした作品です。描かれている物語のテーマは「生と死」で、著者が得意とする少年と老人を中心とした物語など、感慨深いものばかり。絵柄も素晴らしく流れる様なペンタッチは、著者がもっとも脂がのっていた時期を窺わせます。残念ながら坂口氏は1995年に亡くなられてます。しかし残された作品を読み返すたびに感心するのですが、この人ほど丁寧に人間を深く見続け、それを漫画という作品に昇華した人はいないと思います。ある意味手塚治虫とはまた違った、人間を描ける作家であったのではないかと。やはりこの作品を読んでも強くそう感じるのであります。このような素晴らしい作品は、いろんな国の人にも読んでもらいたいなぁ。世界に誇れる漫画とは、このような作品ではなかろうか...。講談社漫画文庫。788円。

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夏休み


やっとこさ休みをとりまして、都内某所にてリフレッシュしております。地上32階から眺める世界はなんだか普段と違って見えます。目の前に丹下建築の東京都庁もドーンと建っておりまして、いや圧巻だなぁ。人がアリンコのようですね...。雲がものすごく近くに見えます。たまにはこんな休みも良いもんです。ここはとても静かで、本もゆっくり読めます。ネットの速度も速いし。

2006/08/13

SUPERMAN RETURNS


先行上映で映画「SUPERMAN RETURNS」を観てきました。SUPERMANと言えばクリストファー・リーブですが、残念ながら2004年に亡くなられましたよね...。今回のこの映画は、彼とその奥さんに捧げられていました。オープニングのジョン・ウィリアムス作曲のスーパーマンのテーマが流れると、久しぶりに鳥肌が立ちました。あのクレジットの文字が、壮大なる曲にあわせてニョキーンと伸びるのもありましたよ。一作目の映画は、日本では1979年公開なので、僕は11才の頃でした。スターウォーズもそうでしたが、この映画にも随分興奮させられた覚えがあります。観た後にジーパーマンという漫画も描いていました。今回の監督ブライアン・シンガーもそんな一人なのでしょう。映画を観ていると、あちこちに畏敬の念が込められた場面が続出です。今回のスーパーマン役のブランドン・ラウスもなかなか役になりきっていて良かったです。苦悩するヒーローを良く演じていたと思います。レックス・ルーサー役のケビン・スペイシーは、前映画のジーン・ハックマンになんだかよく似ていて、びっくりでした。ラストの方がいささかしりつぼみの印象でしたが、是非とももう一作ぐらいは作って欲しいところです。しかしクラークは、ロイスのどこがそんなに良いのかなぁ...。8月19日より公開。

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2006/08/12

ERIC CLAPTON


若くして「ギターの神様」と呼ばれるも、自身はアルコールとタバコと女“レイラ〜”と薬物中毒に溺れていき、どんどんダメになっていった70年代初頭、初のソロアルバムとして神様が出したのがこれ「ERIC CLAPTON」です。デラックスエディションと名を打ち、1枚目にはトム・ダウドのリリース版をリマスタリングしたものに、ボーナストラックを3曲、2枚目はあのデラニー&ボニーのデラニーによる未発表オリジナルミックスにこれまたボーナストラックを4曲を追加収録。うーん、デラックスエディションというだけはあり、盛り沢山ですね。デレク&ザ・ドミノズのあとの頃だけに、アメリカ南部指向のサウンドを取り入れて、彼の仲間達が最大限にバックアップしていまして、初ソロにして名盤であります。とくにこのアルバムには、その後のライブで何度も演奏される決定的な名曲「アフター・ミッドナイト」やリオン・ラッセルとの共作曲「ブルース・パワー」他、「ロンサム・アンド・ロング・ウェイ・フロム・ホーム」、「イージー・ナウ」、「レット・イット・レイン」などなど佳曲揃いです。しかし、ジャケットを見てお分かりのように、クラプトンの眼はどこか虚ろ...。バックのジャケット写真も、せっかく仲間達がみんな笑顔なのに、ひとりあさっての方を向いていじけています。この後、奇跡のカムバックアルバム、74年の「461オーシャン・ブルーヴァード」発表まで、彼はどん底に落ちていくのであります...。しかし皮肉な事に、このソロアルバムは歴史的名盤と輝くのです。クラプトンは、日本でこれだけ人気があるのに、意外に聴かれていないのがこのアルバムだと思います。未聴の方にお勧めっ。

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2006/08/11

広告批評


毎月読む雑誌の中で、もう8年ぐらい読み続けているのがこれ「広告批評」。取り上げる特集のネタによって、面白さがかなりかたよりますが、今の時代の空気感みたいなモノを捉え続けている、数少ない読ませる雑誌だと思います。今月の特集は「LOVE&PEACE −平和を広告する−」と銘打ち、世界の平和を訴える広告を紹介しています。後半にベネトンの「FABRICA」に所属する若きクリエーターがLOVE&PEACEと日本をテーマに作った作品が出ているのですが、これがなかなか良かったです。ベネトンはトスカニーニさんがやめて以来、いまいちパワー不足に感じていましたが、ここにいる方々は相変わらずのパワーとセンスで素晴らしいと思います。雑誌の全体の内容自体はここのところパワー不足に感じますが、たまに変わる雑誌の装丁を、今はグルーヴィジョンズが担当しておりとても読みやすいです。マドラ出版。590円。

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2006/08/09

Nikon D80発表


ニコンのホームページ上で、まるでP社かS社を意識したかのような一眼デジカメの予告(7/22 blog参照)がうたれていたのですか、ようやくその中味が発表されました。...といっても、いろんな噂サイトで事前に画像が漏れていて(海外サイトにも出てました)、何が発表されるのかはわかっていました。A社↓のように、発表直前までその秘密を外に漏れないようにして、ババーンとインパクトある発表をするなんてのは、やはり難しいのですね...。そう考えると、やはりA社は凄いなぁ(今回は完全に一杯食わされましたが...)。という事でNikon 一眼レフデジタルカメラD80の発表であります。D200の下位モデルです。1,000万画素あります。価格が12万くらいになるとのことです。そろそろ個人でも一眼デジカメが欲しいと思っていたので、かなり魅力的ではあります。でもやはりプロ仕様のD200もいいですが...。まず店頭で手にとって確かめてみることにします。9月1日発売。

2006/08/08

Mac Pro


サンフランシスコで米国時間8月7日に「Worldwide Developers Conference」が開催されました。れいによってのjobsさんの基調講演が行われました。アップル噂系サイトでは、今回は新型iPodやらiCallやらiPhoneやら新型iPod nanoやら、いろいろと発表されるらしいとの話題で盛り上がっておりましたが、蓋を開ければ...次期OS“Leopard”のちょっとお披露目(これは事前にアップルから予告されていました)の他、Power Mac G5がついにIntel Mac『Mac Pro』にモデルチェンジの発表がされたぐらいにとどまりました...。がっくし。とにかくこれでOS9が走るMacはなくなることと相成りました。しかしこの『Mac Pro』、さすがPROと名を打つだけあって、すさまじいスペックです。あとサーバも発表されたりしてましたけど、今回はコンシューマ向けのモノは発表なしでした。年末にマイクロソフトがiPod対抗機「Zune」を投入するので、タイミングを計っているのでしょうか...。さらばPower PC。

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2006/08/07

SUZUKA8耐バイク


今年も鈴鹿でオートバイ8時間耐久ロードレースが行われたようですが、それにあわせてか京商から食玩シリーズで、バイクの8耐シリーズを発売しました。この企画、サークルKとサンクスのみの販売らしく、その前にも京商007シリーズと銘打って映画に出てくる車をミニチュア化して、うなるほどの出来に驚いていたところです。この8耐バイクシリーズも、それをも上回る出来となっています。これはもうミニカーショップで2,000円ぐらいで売り出しても良いぐらいのクオリティです。さすが世界の京商。僕はバイクにはほとんど興味がないのですが、このオマケの出来には、思わずため息をつくぐらいですね。スケールは1/32。手のひらにのるぐらい。そして、足回りのブレーキディスクがエッチングパーツで再現されていたり、ボディはメタル製、ハンドルが回るのはもちろんのこと、タイヤもゴム製、ボディに貼ってあるステッカーも事細かに再現されています。これで399円。えーい、持ってけドロボーっ!...って感じです。ただし、あくまで食玩なので、バイクの種類を選ぶことは出来ません。8耐バイクファンはコンビニへ急ぐべし。

2006/08/06

d  第10号


D&DEPARTMENTが発行している雑誌「d long life design」の第10号が出たので、九品仏にあるD&DEPARTMENT STOREまで行って買ってきました。デザインという言葉が一人歩きし、表層的な部分ばかり目立っているモノが、世の中溢れかえっていますよね。ここ最近のデザイナーズ携帯しかり、デザイナーズマンションとか、いろいろいろいろ。一方でコスト削減を追求し、極端に安くて長持ちせず、結果すぐに大量のゴミを生むモノを消費者は安いと言って買い求めていく...。値段もあってないようなものがまかり通り、本当に良いものが売れなくなる。良いデザインとは何ぞや? 作り手側には、もちろん大きな責任がありますが、消費者側にも大きな責任があると思います。当たり前の事なのに、気づけない。そんなことの積み重ねが、大量消費、消耗社会を作り上げてしまう。考えてみればそら恐ろしい事です。一人ひとりの意識づけが、その事に気づいていけば、そしてそれを意識した行動を起こしていけば、良くなっていくと思います。しかし、今このままでは、確実に悪い方向にどんどん進んでいくでしょう。そんな事を気づかせてくれる。それがこの雑誌なのです。580円。

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2006/08/05

HAL9000伝 その18


ようやく梅雨が明けまして、ギラギラと夏らしい日差しがまぶしい今日この頃。暑いのは人間も猫も同じようでして、HAL9000も昼間は少しバテ気味であります。(まあ、夜中に暴れ過ぎというのもあるでしょうが...)ベランダに出るのが好きな彼は、床面がコンクリートで比較的冷たいからか、ニョジリニョモジリと身体をこすりつけて身体の火照りを冷やしております。僕としましては、HAL9000の身体が汚れるので嫌なのですが、まあ彼には彼のしたい事だから、仕方ありません。先日のボクシングの試合の影響からか、そんなHAL9000をパチリと撮ったら、カメラに向ってフックを繰り出してきました。猫でボクサーは、まだ聞いた事ありませんが、ボクサーは危険なのでなってほしくはないです。はい。

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2006/08/04

うすバカ二輪伝


東陽片岡さんの描く漫画は、前からちょぼちょぼと雑誌の連載等を立ち読みなどで読んでいました。何冊か単行本が出ているので、どれか一冊しっかり読んでみようと選んだのがこれでした。「うすバカ二輪伝 」は、タイトルが示すとおり、バイクが絡んだ話を集めた作品集です。東陽片岡さんの描く世界は絵柄と共にかなりクセのあるモノなので、好き嫌いがはっきりと分かれると思いますが、僕は好きです。お下品でバカな男の話ばかりですが、男の哀愁をしっかりと描かれていると思います。ここまでリアルだと、ちょっと女性にはきついでしょうか...。尋常ではない書き込みとは対照的に、どこか間の抜けた顔をしたキャラクター達。そして、美人はしっかり美人に描いているところがなんとも良いです。単車に対しての多大なる愛も感じまして、とにかく笑えます。面白い。他の作品も読んでみようかな。青林工藝社。1260円。

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2006/08/03

RX-78-2 GUNDAM


バンダイから全長1.5メートルのガンダムの大型組み立てキット「HYPER HYBRID MODEL 1/12 RX-78-2 GUNDAM」が発売されるそうです。こりゃでかい。スケールは1/12。全14カ所の可動部の内部に金属パーツを入れて、多彩なポージングが可能とか。おまけにリモコンが付属で、頭部のバルカン砲が光ったり、機動音が出たりします。そういえば5年前にもザクの1/12スケール大型組み立てキットが発売され、話題を呼びましたね。ファーストガンダムは、現在安彦良和氏が漫画を連載していたり、年末にTV版のDVDが発売されるので、それにあわせての企画なのでしょう。うーん。とくに欲しいとは思いませんが、実物は見てみたいです。12月16日発売。35万円(!)。ところで写真のガンダムの後ろに立っている女性は何なのでしょうか...。飾り? 男性へのサービスショット? ...あっ、ガンダムの大きさを伝えるために立っていらっしゃるのですね...。納得。

2006/08/02

くるり京都タワー


くるりのベストアルバムが発売されているんですけど、そのジャケットを見て「 ...! 」ときました。京都タワーの写真が使われているではないですか。うーん、格好いいなぁ。しかも夜間ライトアップされた写真を使うあたり、わかっていますね...。くるり自体には全く興味はないのですが、このアートワークには惹かれます。CDパッケージの中はいったいどんなデザインになっているのか、とても気になります。買えば見られるのですが、くるりか...。そのために3,000円出す気にはなりません。でも見たい...。うーん、考えがくるくる回る。だから「くるり」というのか...。納得。そうだ、これ蔦屋でレンタルされているかもしれないですね。そしたらお店で見ることができるなぁ。なんかせこいですけど。

2006/08/01

レインボービルディング


高層ビルがレインボーカラーで爆破っ! うーん、しびれます。この写真、Photoshopで加工したわけではなく本物なのです。SONYのBRAVIAのCM用に撮影されたらしいのですが、取り壊し予定のビルに、レインボーカラーのペイントをしかけて実際に爆発させたモノを撮影したそうです。この頃CG映像が氾濫気味で、凄いCG映像を見せられてもあまり驚かなくなってしまいました。例えば、ものすごい数の兵士がワーッと丘から攻めてくる映像など...、計り知れないほどの手間と時間をかけてCG合成で作られたりしてますが、いまいち感動しません。それよりも黒澤映画の合戦シーン等の方がど迫力でビックリします。やはりCGでなくこのような本物で見せるモノは、画の説得力が違うのか...。この写真と撮影見物人がビデオで撮影した映像を見ましたが、これからCM映像に仕上げるようなので、出来上がりが楽しみです。ちなみにこのCM、海外向けのCMのようなのでWEBで公開されるの待つしかないようです。