2007/04/30

JIM HALL LIVE!



JAZZギタリストの名匠Jim Hallのライヴ盤“JIM HALL LIVE!”を聴いたのでご紹介します。
冒頭の曲「エンジェル・アイズ」から、静かに奏でるJimのギターの音色にグッと引き込まれます。2曲目のモンクの曲「ラウンド・ミッドナイト」も、いつもはマイルスのばかり聴いているのだけれど、Jimのギター版も良いですね。ギター・トリオという編成は、ピアノがないのでどうしても高揚感に欠けますが、このアルバムはしっとりと味わい深く、ともするとライヴであることを忘れさせるぐらいのまとまった演奏になっております。たまに入る拍手の音で、ハッ...! ライヴだと気づかされます。75年のアルバムなので、まだたまだLP時代全盛だから、5曲しか収録されてません。あっという間に終わってしまいますが、内容は充実してます。本当に彼のギターの音色は美しい。
ジャケットのちょっと気取ったJimの写真もGOODですね。照れくささからか、裏面にも落ちのような写真が入っており、彼の温かい人柄が出ております。春の深夜に、お勧めの一枚です。

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2007/04/28

エリオット・アーウィット写真展



銀座シャネルの4階にあるシャネル・ネクサス・ホールにて行われている“エリオット・アーウィット写真展 パーソナルベスト パーソナルチョイス”を見てまいりましたのでご紹介。



エリオット・アーウィット氏は、写真家集団マグナムの一員であり、長年に渡って優しくユーモアあふれる写真を発表してきた方であります。氏の写真は、誰もがたいていどこかで目にしていると思います。今回の写真展は、氏が自身で選んだBESTな作品を展示。さらにその中から、アーウィットのファンである日本の各界の著名人が、各々にBest Photoをチョイスするといったもの。選ばれた写真は図録にまとめられ、なんと見に来た人に無料で一冊もらえるのです。しかもこの写真展、入場も無料なのですよ。うーん、シャネルは粋なことをしてくれますね。



それにしても氏の写真は、どれもユーモアが漂い、一枚の写真でいろいろと想像させられるものばかり。時には、組写真でまるで4コマ漫画のように、オチまで見せてくれる写真もあって面白い。深刻な写真もあるけれど、どこか氏の優しい眼差しが感じられるのです。サービス精神にあふれている方なのでしょう。見応え満点の写真展でした。展示は5月6日まで。銀座に行くなら、シャネルへ立ち寄るべし。必見です。

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2007/04/26

コーヒーもう一杯 第三巻


待望の山川直人氏の漫画“コーヒーもう一杯”の第三巻が発売されたので、読んでみました。
せつないけれど可笑しくてちょっぴり苦い、そんな人生を描く連作短編漫画なのですが、いや相変わららず面白いです。お話しはすごくリアルで、時にはシュール。そして、ガリガリとコーヒーの豆をひいたような絵柄が、とっても良いのです。途中ではいる、作者のコラムのような文章も面白いですよ。読めばコーヒー飲みたくなること請け合い。作者の人生観がページからにじみ出ています。うーん、などと書いていたら、またコーヒーを飲みたくなりますね。どれ、コーヒーをもう一杯...。
エンターブレイン。650円。

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2007/04/24

HAL9000伝 その34



すっかり定番の位置となった、パソコン机の左斜め上方にある積み上げた段ボール上に置いてあるヘッドポーターの旅行用バッグの上。相も変わらず、HAL9000はよくここで寝ています。もう、ますますバッグは猫の毛だらけになりつつ、この頃はすっかりだらけモードでご覧の有様です。うーむ、これはちょっとたるみ過ぎじゃないのか。寝るのなら、ちゃんと自分の寝床で寝なさいっ。お腹出してるとポンポン壊しちゃうよ。せめて猫らしく寝れないのかっ。そんな飼い主の注意もよそに、フゴー...と寝ております。おいっ!HAL9000!! 起きなさいっ!!!大きな 声をかけると、大きなあくびをひとつしました。猫って口がでかいのですねぇ。

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2007/04/23

大和魂


大和魂。戦後、忌避されてきた言葉に、我々日本人を解読する鍵があるのではと、赤瀬川源平氏が、ラーメンや、土下座という行動から、お城の天守閣、舶来への憧れ、モモヒキの穴に戦艦大和などをモチーフに、現代の日本人が失いかけている何かを考察するエッセイであります。...とは言っても、赤瀬川氏の作品であるため決して堅苦しいものではなく、いつものユーモアあふれるやさしい文章で、読んでいて笑ってしまいます。著者の資質が存分に発揮されておりますね。読み足りないぐらいです。大和魂溢れる南伸坊氏の装丁も良いです。新潮社。1,500円。

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2007/04/22

DEAN & DELUCA CHOCOLATE MINT



先日行った六本木の東京ミッドタウン内に、DEAN & DELUCA のお店があったので、覗いてきました。
このミッドタウン内にあるお店は、近くにある六本木ヒルズと違って、高級指向であるものの、それを押し着せず、良質のデザインの良いものを売ろうというようなお店が多かったような気がします。このDEAN & DELUCAもそんなお店のひとつ。創業者の“「美しさ」の中にいることを五感で感じられる店“Museum For Fine Food”という発想”をコンセプトに、日本での旗艦店としてオープンしたようです。



ここの食品のパッケージデザインは、大変そそられるものがありまして、今回ご紹介するDEAN & DELUCAのCHOCOLATE MINTもその1つです。ミッドタウン内を歩き回っていたら、喉が渇いたのでミネラルウォーターを買おうとDEAN & DELUCAに立ち寄ってみたのです。レジで支払いをしようとしたら、レジ横に白と黒の2種類のミントケースが並べられていました。瞬間、そのパッケージにそそられ、そのまま黒のケース、チョコレートミントも買ってしまいました...。ご覧の通り、シンプルでミントが出しやすいデザインです。ミント臭もきつすぎず、チョコレートの上品な味が大変おいしく感じました。うーん、なかなか良いです。
お店には、CAFEもあったので、機会があればまた立ち寄ってみようと思います。

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2007/04/21

SECRET MESSAGES


ジェフ・リン率いるELOの紙ジャケ再発シリーズの“SECRET MESSAGES”を聴きましたのでご紹介。
83年発売のこのアルバム、時代はまさにMTVの登場などにより、僕らのマイケルの大ヒットなど、音楽業界は花盛り。だがELOとしては、ツアーが突如中止になるなど、かなりゴタゴタとした節目の作品のようです。ソングライティングは完全にジェフ・リンが手がけており、他のメンバーは演奏するだけといった感じになり、解散の噂が絶えなかった時代の作品です。キーボードを多用したキラキラしたおなじみのELOサウンドなのですが、今聴いてもちっとも古くさく感じません。むしろ新鮮ですね。さすがは、ジェフ・リンのソングライティングセンスといったところでしょうか。聴いていて、気持ちいいです。
ジャケットデザインがELOらしくなく、ゴチャゴチャとしたコラージュなのも、当時の状況を物語っているようです。でも本当に中身は、捨て曲無しの傑作揃いです。旅のBGMに良いかも。

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2007/04/20

ジャンピングHAL9000



前回(3月10日blog参照)好評でしたHAL9000のジャンプを、またまた挑戦して頂きました。
今回は上から赤リボンをぶら下げて、プラーンと揺らしてやると、すかさずジャンプしてリボンに飛びつくところを撮影してみました。



ご覧のように、ほぼ真っ直ぐ垂直に飛び上がり、美しく華麗な猫のシルエットを醸し出しております。この時ばかりは、眠っていた野生の本能を発揮しますね...。本日のBGMは、80年代の名曲バン・ヘーレンの“ Jump ”です。



うーん、いや見事です。飛んでます。やりますね。いかがでしたか。楽しんで頂けましたか。
HAL9000よ、ご苦労様でした。

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2007/04/16

"TOKYO" マグナムが撮った東京



恵比寿の東京都写真美術館で行われている"TOKYO" マグナムが撮った東京を見たのでご紹介しましょう。
マグナムとは、1947年にロバート・キャパの発案で、アンリ・カルティエ=ブレッソンとジョージ・ロジャー、 デビッド・シーモア“シム”らが創設したフォトジャーナリストの集団です。「マグナム」という名は、お酒好きの彼らが、愛するシャンペンの大瓶からとったといわれております。写真家の権利と自由を守り、 主張することが目的で、誰でもこのマグナムに入れるわけではなく、厳しい審査を受けて、やっと認められた一流の写真家が入る事が許されるのです。そして、そのマグナムが、戦後日本を訪れて、数々の“TOKYO”という街をモチーフにカメラに収めてきたた約150点の写真を今回は展示しています。



展示は、年代順に構成されていまして、どの写真も普段我々日本人が目にしている東京とは違った視点が写し込まれていて、非常に面白いです。東京という街が、実に多彩でエネルギーに満ちあふれ、ごった煮の坩堝と化した狂乱の都市に感じます。そしてどの写真も共通して言えるのは、彼らのシニカルな目線をどの写真にも感じる事でしょうか。そんな中でも一番良いなと思ったのは、やはりキャパの写真でした。彼の写真からは、シニカルながらも、その視線に彼のやさしさを感じるからです。どの写真も温かいのです。いい。
展示は5月8日まで。

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2007/04/15

TAMIYA×PORTER RC BAG



あの世界のTAMIYAと吉田かばんが手を組んで、RCバッグを完成させたのでご紹介しましょう。
一針入魂の吉田かばんが、ついにラジコンカーのバックまで作りました。しかもTAMIYAと作るところが憎いです。そしてこのバッグ、普段使いのバックとしても両立して使えるのです。こいつはいいですね。メインバッグとRC本体収納用のインナーケース、送信機収納用の巾着の3ユニットで構成されております。メインバッグは7つの外ポケットと1つの内ポケットを装備。ラジコンを走らせるに必要な、ちまちましたアイテムをしっかりとしまう事が出来ますね。そして、何とスニーカーも収納できるインナーケースには衝撃吸収性に優れたクッション材に加え、水や泥汚れに強いターポリンの裏地を採用とか。巾着は裏地にパイル地を使い、大事な送信機を保護してくれます。さすが吉田かばん。魂の入ったバッグです。



ラジコンカーを入れるバッグなのだから、一眼デジカメなど、らくらく入りそうですね。うーん、こいつは良さそうです。欲しい。
気になるお値段は、34,650円で税込み。4月27日発売予定。

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2007/04/14

デンジャラスHAL9000




4月に入り、春の風が心地よい今日この頃。閉め切った部屋にたまには風を通そうと、窓を開けるのですが、そうするとHAL9000は全速力でベランダへ突進します。そしてコンクリートの床面でひとしきり身体をこすりつけたあと、ベランダの柵から首を出し、外の様子を伺ってから、ベランダの手すりへジャンプしのっかります。これがもういつもヒヤヒヤします。ご覧のように、猫の持って生まれたバランス感覚を生かし、器用に手すりにのっかるのですが、いつ足を踏み外さないとも限りませんし、非常に危険な状態なのでドキドキしています。



しかも、僕が見ていないときに限って、こうしているので困っています。かといって、たまにはベランダに出し、外の空気も吸わせてやらないととも思いますし...。だが考えてみれば、我々の都合で室内飼いにしてしまっているので、こうして手すりに昇って外を眺めるHAL9000の気持ちも分からなくはないです。でも、万が一落ちることを考えると...。はて、どうしたものか。

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2007/04/11

ウォークマン Eシリーズ


ソニーからデジタルオーディオプレーヤー「ウォークマン E」シリーズの新モデルが発表されました。
デザインが一新で、ご覧のように香水の小瓶のような美しいデザインです。ソニーにしては、これはちょっと久々にグッときました。ここのところ、いろいろと不振が続き、元気のないソニーでしたが、先日ご紹介したサイバーショットDSC-G1といい、このウォークマン Eといい、ソニー独特の個性あるデザインが復活してきたように感じます。
見た目のデザインだけでなく、独自の技術「クリアオーディオテクノロジー」なるものも搭載。イヤホンに音を出力する過程で、左右の音の混在を抑制し、本来の左右のステレオサウンドをイヤホンに届けるというもの。そして低音を増強すると発生しやすい音のゆがみを抑える「クリアベース」機能も備えるなど、技術屋ソニーの面目躍如といったところでしょうか。色もブラック、バイオレット、ピンク、ブルー、ゴールドと5色そろっています。僕はやっぱりブラックがいいな。4月21日発売予定。

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2007/04/09

F1マレーシアGP


F1マレーシアGPが行われました。結果はPPを取ったフェラーリのマッサやミカくんらを押さえ、マクラーレンのアロンソと新人ハミルトンがワン・ツーでフィニッシュでした。
それにしても今回のレースで何といっても目立ったのが、このマクラーレンのハミルトン選手です。F1界発の黒人ドライバーだそうですが、今回のアロンソの優勝は、彼の活躍があってのことでした。久々に、走っていて何かを感じさせる、天才型ドライバーの登場ですね。マクラーレンの車の調子がよいこともあってでしょうが、デビューから2戦連続表彰台は、驚異です。本年一番の、大注目ドライバーです。そして我らがスーパー・アグリ・フォーミュラー1チームの佐藤くんは13位フィニッシュ。アンソニー・デビッドソンも16位と、なかなかの成績です。これからかのレースの結果にもみ期待しましょう。ところが、このスーパー・アグリ・フォーミュラー1チームに、他チームからシャーシの事で随分いちゃもんがついているようです。その辺の事が、レースに影響を及ぼさなければ良いのですが...。とにかく、がんばれ僕らのスーパー・アグリ・フォーミュラー1チーム!

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2007/04/08

悪戦苦闘



先月の30日に華々しく六本木にOPENした東京ミッドタウン。
2000年に防衛庁本庁が市ヶ谷へ移転したことから、この跡地に巨大な高層ビル、ホテル、ショッピングセンターなどなど、またまたバブリーなスポットが誕生しました。六本木ヒルズに負けず劣らず、その規模は凄かったです。何よりも、あのライフルを脇に抱えた門番の姿が印象的だった防衛庁は影も形も消え失せ、このような商業施設に化けたのですから驚きです。



でも今回の何よりの目的は、安藤忠雄氏が設計を手がけた21_21 DESIGN SIGHTというデザインミュージアムを見に行く事です。まだOPENしたてなので混んでいるだろうから、もう少し日が経ってから行こうと思っていたのですが、我慢出来ませんでした...。



ここ21_21DESIGN SIGHTは、デザインについて考える場所であり、ものづくりの現場であり、デザイナーをはじめ、企業、職人やエンジニア、一般ユーザーといったデザインを取り巻くあらゆる人々と意見を交換し、デザインへの関心と理解をムーブメントとして育てていくことを目指す場所だとか。きっかけは88年に、ニューヨークでのイサム・ノグチの個展会場にて、三宅一生、イサム・ノグチ、安藤忠雄の三氏が、そのような場所を日本に作りたいと思った事が原点だそうです。それから実に18年。メンバーは、深澤直人、佐藤卓、安藤忠雄、三宅一生となり、ここ六本木に誕生したわけです。



そして第一弾の展示は、「安藤忠雄 2006年の現場 悪戦苦闘」です。これは、この建物の完成直後を公開することにより、建築空間そのものを体験するという試みで、建築模型・写真・忠雄直筆のドローイングなどが展示されており、完成までのプロセスを紹介してくれます。いや、これがまた凄かった。昨年からの耐震偽装問題に始まり、建築業界に限らずですが、今いろいろな分野で“信頼”が失われつつあります。このぐらいならいいだろうという行為が、企業単位にまでその体質が染み込み、当たり前の感覚に陥ってしまっている。そんな事が、世の中にはごまんとあり、いろいろなところで吹き出してきているでしょうか...。
安藤氏は、そんな建築業界の“信頼”を少しでも回復すべく、あえて今回“現場”を公開しようと思い立ったそうです。悪戦苦闘というタイトルは、まさにそのものズバリのタイトルです。決して苦言を呈しているわけではなく、モノ作りの本質とはそういうものであるという事です。



三角形の屋根が特徴な建物内は、まさに安藤氏らしく、コンクリートとガラスをうまく調和させ、自然の光を取り込むといった、おなじみの安藤流な美しい建物です。半地下状態で建物が出来ているので、外見からは想像出来ないほど中は広いです。展示場では、この建物の悪戦苦闘ぶりを伝える、図面や模型、ドローイングや実物の鉄筋まで展示されております。建物を作るという現場の人達の熱い何かが、生々しく伝わってきます。建築学生に限らず、これはもう、モノ作りに関わる人全てが見なければならない展示ではないでしょうか。とても感動いたしました。同時に出版された本“悪戦苦闘”も販売されておりました。ここで購入すれば、安藤氏のサイン入りで買えますよ。



ミッドタウンのショッピングモールの方は、人がたくさんいて賑わっていましたが、意外にこちらの方は人が来てないように感じました。こんなに人が来ているのに...。やはり物欲先行なのか、全くこのようなモノに興味がないのか。その辺りのバランスが、現在の日本国民の体質を表しているようにも感じます。少し複雑な思いを抱きました。展示は4/18まで。必見。

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2007/04/07

Numero TOKYO 創刊号


Numero TOKYOの創刊号が出ていまして、遅くなりましたがご紹介です。
昨年の秋、創刊0号として無料配布されていまして(2006年10月1日blog参照)、ファッション・デザイン・建築・写真・サブカルチャーなどなど、なかなか力の入った記事で面白かったのですが、いささかこの創刊1号に関しては、そのパワーが落ちたように感じます。...とはいうものの、さすがにこのての雑誌としてはクオリティが高く見応え満点です。今回の記事で一番面白かったのは、表紙にも悩ましげな表情で登場しているケイト・モスの特集です。スキャンダラスな彼女は、たしかに興味深いキャラクターだと思います。毒のある女とは、彼女のような人の事をいうのでしょう。
さてこの雑誌、実は創刊0号でアンケートを書いたから、今回の号が送られてきたのです。ご紹介しておいて何ですが、読み応えという点では、Casa BRUTUSの方が面白いです。ですので次号以降購読するかは微妙です。うーん...特集次第か。特別定価500円。

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2007/04/05

Mac Pro



突然発表されたアップル(旧アップルコンピュータ)のMac Proのご紹介。
もはやその風格は、戦艦で例えなるならば超ド級戦艦と言ったところでしょうか。そのスペックは、8コア版のプロセッサで、インテルのクアッドコアXeon "Clovertown" 3.0GHz を2基搭載です。そして最大4基のハードディスクドライブを内蔵することができ、最大3TBの内蔵ストレージまでのせられるそうです。凄いなぁ。最大16GBのメモリを装着できる8基のDIMMスロットを備え、SuperDriveも2基装着可能ときます。その他、スペックの凄さをあげたらキリがありません。ああ、こんなタフなコンピュータで仕事が出来たらなぁ...とため息がでそうです。
それにしても、Macって、いつの間にか“マッキントッシュ”って呼ばなくなりましたよね。少なくとも、アップルのホームページ内では、
“マッキントッシュ”もしくは“Macintosh”という言葉が見あたらなくなりました。ジョブズさん指向が反映されているからか、会社名もシンプルになり、コンピュータの名称もMacとシンプルな呼び方になり、よりシンプル思考が強まっております。音楽業界でも、DRMを取っ払えと提案するや、EMIが賛同するなど、相も変わらずのリーダーシップ振りには恐れ入ります。さすがです。

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2007/04/03

街角花だより


こうの史代さんの新しい単行本“街角花だより”が出たので、読みました。
新しいといっても、前から読んで、順に古い作品が収録されているという構成です。街角花だよりは明石版と日和版の二つがあるようで、前者がこうの史代さんの漫画家としての初めての連載作品だそうです。安心して読めるといいましょうか、おなじみのこうの史代さんのキャラクターへの優しさがあふれた楽しい作品となっております。もっと連載を続ければいいのになぁ...。装丁もいつものごとく素晴らしく、花をくるむ包装紙を裏側に巻いたようなカバーになっているのが憎いです。しかし本当は、旧作よりも早くこうの史代さんの新作が読みたいです。双葉社。724円。

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2007/04/01

BALANCE OF POEWR


ジェフ・リン率いるELOは、もの凄く大好きで、昔からよく聴いています。そのジェフ・リンの名を意識して聞き出したのは、彼がジョージ・ハリスンのアルバム「cloud9」をプロデュースしてからなのです。でもその前の年(86年)ELOというのがどういうグループかをよく知らず、このアルバムに収録されている曲「Calling America」がFMのヒットチャートにのり、よくかかっていたのをカセットテープに録音し、何度となく繰り返し聴いていました。この曲を聴いていると、あの頃がちょっとなつかしくなります。高校時代です。
そんなELOのアルバムが、今はやりの紙ジャケで再発されてまして、アルバムとしては聴いていなかったこの「BALANCE OF POEWR」を、これを機会に聴いてみました。いや、良いです。どの曲もPOPで、ELO節が満開。ジェフ・リンのセンスには敬服いたします。ジャケットは、それ以前のELOとはかけ離れたシンプルなグラフィックなモノです。こうして紙ジャケで再現されると、大きさは小さいですが、デザイナーの意図と迫力が伝わってきます。今回のELOの一連の再発モノは、すべてジェフ・リン自らリ・マスタリングに絡んでおりますので、サービス満点です。シングルのB面の曲や、未発表バージョンの曲など、7曲もボーナストラックがついています。このアルバム発売以後、ELOは15年も長い眠りにつくのでした...。

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