2007/02/28

オリンパスの予告


オリンパスのWEBサイトのTOPページに、新製品の予告バナーが貼られています。『第2章、始まる。』と、大きく謳われており、3機種のデジタル一眼レフのシルエットが写し出されているので、3月5日にその発表があるのでしょう。
それにしても、自社バナーによる“あおり宣伝”の手法は、ここのところ流行しているのか、ソニーもニコンもパナソニックも、似たような手法で自社サイトであおっていましたね...。これはひとえに広告代理店の策略であるのは明白なので、どこも似たような広告になるのでしょうか。
しかし気になるのはその製品なのですが、手前に写し出されているのは、欧州で先行発売されていたE-400のようです。一番奥のシルエットは、すでにモックアップが発表されていたE-1の後継機でしょう。では、真ん中のモデルはいったい...!? なんだかフィルム時代の一眼レフ、OMシリーズを彷彿させる形をしています。老舗カメラメーカー、オリンパスの面目躍如となりますか。3月5日の発表を待ちたいと思います。

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2007/02/27

暗黒卿ヴェーダー兜



人形は顔がいのち...でおなじみの人形の吉徳から、何とスターウォーズのダースベイダーをモデルにした“暗黒卿ヴェーダー兜”が発売されるそうです。これは決して冗談商品のようなモノではなく、立派な五月人形として発売されるのです。もちろんルーカス公認。ご覧の通りの、迫力ある造形で圧倒されますね...。それもそのはずで、造形家の竹谷隆之氏がデザインと監修を担当。原形制作には佐藤建志氏。そして製作は、吉徳の人形職人が伝統の技でひとつひとつ丹念に仕上げるそうです。



スケールは1/4で、実物大ではないのでかぶれません。3月上旬より吉徳のWEBサイトで予約を開始。発売は7月の予定で、今年の端午の節句に間に合わないのがちょっと残念です。もともとベイダー卿のデザインは、ルーカスが黒澤映画好きが嵩じて、日本の兜や鎧を基にデザインされているので、まさに原点に還るといった感じですね。うーん、これはいい。床の間にぜひとも飾りたい一品です。

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2007/02/25

CONCIERTO


ここのところウエス・モンゴメリーを聴いていたもんだから、すっかりJAZZギタリストを聴くようになり、その流れでジム・ホールの名盤“CONCIERTO”を聴いたのでご紹介します。
ジム・ホールは以前ご紹介したビル・エバンスとの共作にして名盤“Undercurrent”ぐらいしか聴いていなかったのですが、いやこのアルバムも凄いですね。冒頭のスタンダード曲 “You`d be nice to come home to” から聴きごたえ満点です。ジム・ホールの知的なギターソロに、ポール・チェンバースの控えめなサックスプレイ、そしてトランペットはチェット・ベイカーとくるもんですから興奮します。
目玉はなんといっても4曲目の“Concieto de Aranjuez”でしょう。レコードではB面全部を使った19分を超える大作です。ホアキン・ロドリーゴ作曲の有名な出だしのメロディ。ジム・ホールのあくまでクールで繊細なギターの演奏。CDはボーナストラック満載で、さらに5曲入ってます。夜のBGMにはもってこい。これは何度も聴きたくなるアルバムです。
ジャケットのピート・ターナーの石像の写真も印象的です。このアルバムの音の世界をよく表していると思います。ブルーの色がクールでいい。一家に一枚だ。決まり。

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2007/02/24

STAEDTLER シャープペンシル



優れた道具を使えば、きれいな字が書けたりうまい絵が描けたりするはわけではないですよね。道具とは、結局はその使い手次第により生きてくるモノであります。手入れを怠ったり、愛情を持って使わないと生きてこないモノだなと常々思うのです。そんなわけで、愛着を感じる道具をいつも探しておりますが、そのひとつ、STAEDTLER社製 “シャープペンシル”のご紹介です。
STAEDTLER社といえば、受験の頃のデッサンを思い出します。デッサンをするのに、9Hから8Bあたりの鉛筆を一通り揃え、カリカリとデッサン画を描き、シャリシャリとナイフで鉛筆を削っていました。僕は三菱製の鉛筆を使っておりました。でもSTAEDTLER社の鉛筆を使ってデッサンを描く強者共がわんさといたのを思い出します。STAEDTLER社の鉛筆は、三菱等の国産のモノと比べちと高いのです。でもあれを使って描けばもう少しうまく描けるかもなぁ...などとよく思い、STAEDTLER社のあの青い鉛筆に憧れを抱いていました。今では、そうは思いませんけど。しかし、先日代官山のとあるSHOPを眺めていたら、このSTAEDTLER社のシャープペンシルを見つけたのです。



金属製で、手に取ってみると、適度に重い。試し書きをさせてもらうと、その適度に走る書き味と緊張感、それにカチカチと小刻みに出てくる芯の精密感に一発で惚れ込み、購入しました。持ち手のリング部のところが回転し、どの濃さの芯が入っているかを示す事が出来ます。うーん、これは良いです。芯の太さも0.3mm、0.5mm、0.7mm、0.9mmの4種類から選べます。青く輝くSTAEDTLER社のロゴがまたカッコイイ。自社ホームページを見ると、ブラックもあるようですね。これもいいなぁ。さあ、早速これを使って、ドシドシ描きましょう。1,050円。

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2007/02/22

EOS-1D Mark III


キヤノンがプロ用デジタル一眼レフカメラ「EOS-1D Mark III」を発表しました。
「EOS-1D Mark II N」の後継機種で、画素数が820万画素から1,010万画素になりました。記録形式が通常のRAWのほか、新たにSmall RAWでの記録が可能になったそうです。Small RAWとは、1,936×1,288ピクセルでRAW画像を記録するモードで、ファイルサイズを抑えつつRAWの調整機能を使えるとか。ふーん。ISO感度も1600から、3200にアップしまして、さらにISO50、ISO6400の拡張設定も可能だとか。ISO感度を自動的にシフトする「ISO感度セイフティシフト」機能も搭載。そして、ライブビュー機能がオリンパスに続き搭載されるようです。センサーからの画像をリアルタイムで背面液晶モニターに表示し、マニュアルフォーカスや露出の確認を行なえるのです。背面の液晶画面も3インチにサイズアップ。EOS Integrated Cleaning Systemなるゴミ対策機能も新搭載。防塵・防滴性の強化など、数え上げたらきりがないくらいの性能アップです。これは凄いカメラですね...。さすがキャノンです。5月下旬からの発売予定。早く店頭で手に取って見てみたいですね。

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2007/02/21

安藤忠雄のドローイング絵巻


2005年の11月から2006年の1月にかけてニューヨークの画廊〈YOSHII GALLERY〉にて「安藤忠雄スケッチ展」なるものが開催されました。その際に発行された特製カタログが、このたび丸善より限定500部で出ることになったそうです。内、日本での扱いは200部だそうで、これは欲しい。ドローイングは、建築家の思想や思考が具体的に手から初めて発せられたモノであり、そこには建築を核としたその人の人生観みたいなモノが見えて、感じられるモノだと思うのです。ぜひとも感じたい...。
作品冊子10冊と解説書1冊にアクリルケース入りの豪華な仕様。ドローイングは最長2.7mに及び蛇腹折りでまとめたモノで、迫力ありそうだなぁ。これは欲しい。そして気になるお値段は、89,250円。決して高くはないと思います。うーん...でも買えないなぁ。

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2007/02/20

デザインの現場 2月号


ちょっと遅くなりましたが、雑誌 “デザインの現場”の2月号をご紹介。
特集は注目の若手デザイナー30人の紹介。みなさん面白いデザインされています。そしていつもながら読み応えがある雑誌です。1,890円は高くないですよ。新連載のフォント演出入門がなかなか面白い。小林章さんの連載はいつもためになります。松田行正氏のエディトリアルデザインも非常に読みやすくかっこいいです。隔月発売。美術出版社。

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2007/02/19

僕とライカ


昭和のカメラ師、スナップの達人こと木村伊兵衛は、かなり好きな写真家であります。一見何気ないスナップ写真でありますが、そこに写る被写体を通して見えてくる木村伊兵衛氏の優しい目線は、見るたびにいつも静かな感動をおぼえるのです。そんな氏の自作解説付き写真とエッセイが収められた一冊“僕とライカ”を読みました。いろいろと為になることが書かれてあって面白かったです。
戦前の写真日報に書かれた、氏の写真に対する考え...、そして戦後カルティエ・ブレッソンの報道写真に触発され、報道写真家に専念する決心をし、ライカをかまえ写真を追求し続ける木村。農村に日本の社会に対する希望を追い求め、写し続けた秋田の人達などなど...。読んでいて、氏の写真に対する真摯な姿勢に頭が下がりますね...。写真欲が刺激されます。
朝日新聞社。2,000円。

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2007/02/18

GAZ-67B


世界のTAMIYAの新製品ご紹介。第二次大戦中のソビエト軍の四輪駆動小型軍用車“GAZ-67B”です。
おなじみの1/48スケールMMシリーズ、プラスチックモデル組み立てキット。フロントウインドウやヘッドライトレンズを透明パーツで再現されており、リアルさ倍増です。ソビエト軍のマークの赤い星がポイントですね。米国のJEEPとまた違い、なんともオールディーズなフォルムがかっこいいです。運転姿勢のドライバーの人形1体付いており、肩を少し怒らせ気味にハンドルを握るドライバーの姿が、戦場を走る緊張感を醸し出しています。さすがTAMIYAです。
2月24日(土)発売予定。1,050円。

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2007/02/17

TRUSCO ツールボックス



TRUSCOというメーカーの道具箱です。先日D&DEPERTMENTに行った際見つけて、一目見てコレはいい...と一目惚れで購入しました。本来は工業用の細かいねじ等入れるモノなのでしょうけど、最初は何を入れるか考えずに買ってしまいました。家に帰って、さてどうしたものかと...腕時計を外しながら考えていたので、そのままバラバラに置いてある腕時計を入れてみました。



うーん、武骨で男気あふれるデザインがかっこいい。スタッキングも出来る設計なので、たくさんドシドシと載せても壮観でしょう。つやのある青色もいい。写真のモデルの他にも、蓋が横開きのタイプがあります。デスクの上の文房具類などを入れるのにもいいかもしれません。中にクッションを入れれば、小型のデジカメなんかも入れられそうだし...、使う人のセンス次第で、いろんなモノが収納出来ますね。これはお勧めです。

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2007/02/16

HAL9000伝 その32


HAL9000がいつものごとくパソコン机の上を陣取り、ちっともどいてくれないので作業が出来なくて困りました。
しょうがないので、いつものごとくクローズアップで撮影です。出来上がった写真を見ると...怖い。眼が何だか血走っているように見えて怖いです。明るい場所だから、瞳がしぼみ縦線になっているのが、さらに怖さを増しています。なんだか日野日出志の漫画に出てくるキャラクターみたいですね...。とにかく早くどいて下さい。

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2007/02/14

月光荘の8B鉛筆



90年の歴史をほこる銀座にある老舗の画材店“月光荘”の8B鉛筆は以前ご紹介しましたが(05年11月9日yass-blog参照)、新たに8B鉛筆専用のキャップが発売されました。この8B鉛筆は、市販されている鉛筆より一回り太いので、ぴったりはまるキャップがないのです。そこでまたまた月光荘がオリジナルで出してくれました。ヌメ革製で、ご覧のような愛着のわくデザイン。縫い目もしっかりしてあり、ぴったりサイズです。これはいい。他にも、キャップをつけたまま入れられるヌメ革製ペンケースもあるそうで(こちらはまだ実物を目にしてません)、気になりますね。
この月光荘、最近銀座8丁目の方に移転されたようですね。昔から変わらず、無駄を極力出さず良い画材を作り続けるそのお店の精神に、とても共感します。みなさんも、銀座へ行く機会があれば、ぜひとも立ち寄ってみて下さい。お茶なんか出されたりしますよ。素敵なお店です。

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2007/02/12

ディクショナリー 114号


真のFREEな魂を持つフリーペーパー、ディクショナリーの114号が出ましたのでご紹介。
今号は「言葉を失ったdictionary」と題して、言葉が全然載っていないという実験的な内容となっております。今、表現者たちは何を視ているのか?...をテーマに、演劇、広告、音楽、雑誌、新聞、グラフィック、写真等の分野で活躍されている方達のポートレートのみという内容。全9対談が行われたそうですが、対談内容については、PODキャストやクラブキングのサイトにPDFで順次UPしていくようです。表紙の平間至氏撮影、モデルのKIKIさんの写真も魅力的です。0円。

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2007/02/11

真夜中のHAL9000


猫とは元来夜行性であると聞いた事があります。とすると、当然HAL9000も、主立った活動は夜に行われるという事ですね...。しかし、僕が休みの時など家にいる時は、同じように昼間行動していますね。人間と一緒に暮らしているからか、どうしても昼行性の行動を強いられ、夜は一緒に寝たりするので、すっかり猫が本来持っている野生の行動が引き出せなくなってしまったのでしょう。
ところがこの頃は深夜が近づくと、夜の行動学を発揮する為に、仕事をするようになった。玄関脇にあるダンボール製の見張り塔に入り、家の中を異常がないか監視する役目だ。これはHAL9000にとって重大な任務である。しかし監視するモノといっても、我々家人を見ているしかないのです。瞳孔をいっぱに開き、あまりにジーッとこちらを見ているため、こちらも思わずたじろいでしまうのであります。
HAL9000の監視は、今夜も続く。

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2007/02/10

無限を求めて


昨年末スーパーエッシャー展を見に行き(06年12月22日blog参照)、とにかく思った事は、こんな作品を作るエッシャーとはどんな人物なのか? あのような、かくも不思議で複雑で繊細な版画を制作しようと思ったのはなぜなのか? おのずとエッシャーの人物像を知りたくなりました。そんな思いに応えてくれるぴったりの一冊「無限を求めて エッシャー自作を語る」を読みましたのでご紹介します。
この本は、エッシャー自身が自分自身の作品を語った、貴重な文章を集めたモノです。それは、版画仲間にあてた手紙であったり、幻となった1964年のアメリカでの講演旅行での原稿だったりと、かなり詳しく自身の言葉で作品についてを述べています。そこには、とても理路整然でかつ自然な彼の考えが言い表されています。そしてそれが作品に投影され、その方法論をひたすら探求していくと、あのような作品の数々が出来上がっていったというものでした。読んでいて、成る程と思わせます。だがしかし、彼は絶対的な孤独の作家でありました。彼の友人であったフェルミューレン氏が書いた、エッシャーに対する文章が最後の章に載っています。その中に出てくるエッシャーの言葉が象徴的です。
「わたしはここではひとりぼっちでさまよっている」と...。
“無限”の魅力に取り付かれるも、誰ひとり同じものを見えている人はいない。親しい家族でさえ、版画家としての自分を理解はしてくれるものの、その作品に対する事はなにひとつ見えていない。家族だけでなく、誰一人としてわかってくれる者がいない。自分だけが、気づいてしまった世界。そして版画という、おそろしく手間のかかる表現方法を用いたため、その制作にかかる孤独な時間も膨大なものになる。でも、やめられなかったのでしょう。制作をしている時が、楽しくて仕方なかったのだと思います。わかる。僕もわかります。そんなエッシャーに、作品を通して人間的な魅力を感じるのです。うーん、面白い人だ。
朝日選書。1,500円。

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2007/02/08

ソニエリ K810 & K550



またまた携帯ネタで恐縮ですが、ソニエリのサイバーショット携帯のご紹介。
左のモデルがK810。オートフォーカスで3.2メガピクセルカメラ搭載です。右のモデルはK550。こちらは2メガピクセルカメラ+LEDライトを搭載の、いわゆるサイバーショット携帯です。そしてメモリースティックMicroスロットにBluetooth、FMチューナなども搭載。うーん、これはそそられるデザインですね...。ただ単にカッコいい。これまた、日本では発売される予定はありません。これがいいのに。なぜ。なぜだ、ソニエリさん。

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2007/02/06

ソニエリW880


ソニエリの新型携帯“ W880”が発表されました。
薄さ9.4mm。魅惑のステンレスボディ。時代に逆行するがごとくの1.8インチQVGAディスプレイ(充分な大きさだ)。Bluetoothも搭載。そして何よりも、ガッツンと気合いの入ったデザイン。スタイリッシュでカッコイイ。いわゆるウォークマン携帯ですね。ソニーエリクソンの底力を見ましたが、残念ながらいつもの通り我が国での発売はなさそうです。つまらない...。たまにはこんな携帯を日本で出して、驚かせて欲しいなぁ。ねぇ、ソニエリさん。

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2007/02/04

HAL9000伝 その31


さすがにまだ冬だからか、窓のそばに行くと太陽の光がたまり暖かいので、HAL9000はよくそこに潜んでいる。今日も、窓を開けようとしたらフミャっとそから出てきました。そこはかなり狭い窓辺の奥だ。なぜだか猫はとにかく狭いところが安心するらしい。外敵が来ても、ひっそりと隠れていられるからだろうか...。それにしてもそこはパソコン等の電源が全て集まるデンジャラスゾーンなので、入って欲しくないのです。でもHAL9000は、今まで何度となく狭いところを通り抜けようとするので、時たまコンセントのスイッチを踏みつけ、突然電源がダウンする始末。ぎゃーっ。へたすればデータが飛んでしまうじゃないか。そんな困った僕を知ってか知らずか、呑気な顔して今日もここに入ってます。うーん、困ったもんだ...。

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2007/02/03

節分リポート



今日は2月3日。節分の日。近所の池上本門寺にて、節分式があるというので行ってきました。撮影もしてきたので、早速フォトリポートをお送りします。



時刻は午後2時30分。本門寺周辺は既に異様な熱気に包まれておりました。ゴゴゴ。本門寺前の広場が、人で埋め尽くされています。初詣でもこんなに人はいないのに、何なんでしょうか...。



そう、集まった人々は皆、坊さんや年男年女の方々や芸能人やプロレスラー達が撒く“福豆”をゲットすべく待っているのです。ちなみに今年のゲストは元アイドルの松本伊代さんやサックス奏者のMALTAさん。歌手の白都真理さんに新日本プロレスの天山広吉さんやら他大勢。あ、鬼も来ていたとか...。




豆まきの人達がゾロゾロとやってきて、所定の位置に着きました。時刻は午後2時55分。午後3時きっかりの合図まで、皆自分の場所確保の為に必死です。辺りの空気が一層張りつめてきました。これからどのような豆まきが待ち受けているのか、僕も緊張してきました...。ぞくぞく。



ゴオォォォーン。鐘が鳴るといっせいに豆を撒きはじめました。ドドドドドド。狂喜乱舞とはこの事か。待ちわびていた群衆は、一斉に手を伸ばし、豆をつかみ取ろうと必死です。キャー。ワー。押さないで下さい。



皆、我先にと豆を取ろうと“鬼”のような形相になっているではないですか。福豆、福豆。どわあぁぁぁ。みんな落ち着けぇ。警備の警察官が、なだめるアナウンスをかけても耳に入りません。笑う角には福来たるって言うじゃないですか。キャー。ワー。そうか、なるほど気づきました。我々は鬼の役をやらされていたのだと。我々が鬼なのだ。ガーン。



時間にして5分も無かったと思います。あっという間に、豆は全て撒かれてしまいました。さすがに全員に豆は行き渡りません。一人で何個も持っている人もいれば、全く取れずじまいの人もたくさんいました。結構な数が撒かれたとは思うのですが...。



まるで世の中の縮図を見ているみたいです。勝つ者と負ける者。不公平な世の中です。ちなみに僕はカメラ片手に、一袋キャッチするのに成功しました。ラッキーです。



人々は現金なものです。イベントが終わるや否や、一斉にドーッと帰りはじめました。人間の強欲な部分を見た想いです。帰り際に豆袋を両手に持った男の子が、僕に向って微笑んでこう言いました。「こんなにたくさん取りました」。本当の笑顔です。



真に純な心を持つ者が、こうあってほしい。そしてそんな切なる願いを子供達にわかって欲しい...。そう思います。いや、いろいろと勉強になるイベントでした。鬼は外。福は内。

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2007/02/02

d long life design13号


本当にしつこいようですが、相変わらずよい内容の雑誌なのでご紹介します。
D&DEPARTMENTが隔月刊で発行している雑誌「d long life design」。身の回りに存在する「ロングライフデザイン」というものをテーマに書かれています。今号は、タッパーウェアについての記事。皆さん、本物のタッパーウェアって、その辺のお店では売っていないって知っていましたか。僕はこの記事を読むまで知りませんでした。俄然タッパーウェアに興味が沸いてきますね。その他に、以前このblogでもご紹介した、銀座にある老舗画材店“月光荘”が紹介されています。深澤直人さんの連載「ふつう」も絶好調です。文学本の紹介のページは、その本がいつも読みたくなる。うーむ。これを読んでいると、いつも思います。この雑誌は、私たちの日常生活の中で、失われてしまった“何か”をいつも提示しているなぁと...。580円。

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2007/02/01

クローズアップHAL9000



最近のデジカメは本当に凄いです。マクロ機能がついているので、もの凄く被写体によって撮影する事が出来るんですよね。...というわけでHAL9000の顔面を超クローズアップして撮ってみました。しかしあまりにも目の前にレンズがあるからか、ちっともこちらに向いてくれません。上を向いたり、横に向いたり、リズムに合わせて1、2、1、2。とーっ。ハッ。ふーっ。HAL9000との撮影セッションは、人に見せられたものではありません...。そんなわけでyass-photoにもアップしましたので、よければご覧下さい。

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